1985-03-06 第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
しかも、養蚕は米の主要転作物の中の一つに数えられておるものであります。しかし、政府の言う繭の生産調整というもので掃き立ての二割を削減するということ、これは即減反にもつながる意味のものだと私は思うのです。それには何らの補償をしない、これは繭生産をやっておる養蚕農家にとっては極めて残念、しかも政府の施策に対する不信を抱いておるのではないか、私はこう思っております。
しかも、養蚕は米の主要転作物の中の一つに数えられておるものであります。しかし、政府の言う繭の生産調整というもので掃き立ての二割を削減するということ、これは即減反にもつながる意味のものだと私は思うのです。それには何らの補償をしない、これは繭生産をやっておる養蚕農家にとっては極めて残念、しかも政府の施策に対する不信を抱いておるのではないか、私はこう思っております。
○二瓶政府委員 転作奨励補助金の水準でございますが、これは米と麦、大豆などの主要転作物との相対収益性、具体的に言えば所得でございますが、この格差、ギャップというものを埋めるというようなことなどを基本として定めることにいた珍しておるわけでございます。
そこで、まずこの相対収益性の関係につきましては、近年、麦、大豆等の主要転作物の米に対します収益性格差——十アール当たり所得等を指標にいたしますが、こういう収益性格差は、一つは相対価格関係の是正ということで、麦にしろ大豆にしろ、行政価格が上がっておるというようなことあるいは生産対策をいろいろ講じたというようなことで反収等が上がっておるというようなことで、傾向として縮まりつつあるというふうに見受けられるわけでございます