1951-05-26 第10回国会 衆議院 行政監察特別委員会 第12号
○山口(武)委員 吉河証人の一番初めの証言に、海烈号事件、台湾渡航事件、それから丸良丸事件といろいろあるわけですが、今年に入りましてから、大分の保安部で海上保安庁の巡視船が大分港の付近を巡視中、第二福生丸が密輸を行つておるところを発見した。それを調べてみましたところ、団長は元南支派遣軍の参謀部勤務の者であつた。
○山口(武)委員 吉河証人の一番初めの証言に、海烈号事件、台湾渡航事件、それから丸良丸事件といろいろあるわけですが、今年に入りましてから、大分の保安部で海上保安庁の巡視船が大分港の付近を巡視中、第二福生丸が密輸を行つておるところを発見した。それを調べてみましたところ、団長は元南支派遣軍の参謀部勤務の者であつた。
○山口(武)委員 それから第八丸良丸事件でありますが、この事件につきまして静岡の地検でこの事件の全貌が発表されておる。ところがこの事件の真相というものは、実際は国際的な性質から一部は極秘に付されておる。
○梨木委員 それはいわゆる第八丸良丸事件とかいうので、元陸軍中将の根本博、これらの旧軍人が台湾への義勇軍を募集しまして、そうしてこれを送り込もうという計画の一端が露見したものだというあの事件と違いますか。
最近台湾に密航した丸良丸事件、これは静岡で拿捕された船でありますけれども、これにもやはり根本元海軍中将が関係しておるということをわれわれ聞いておるのでありますが、この根本博中将についての特審局のその後の調査、あるいはこの所在等についてわかつておつたらお答え願いたい。