1994-06-06 第129回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
現在、我が国の木材の国内需要の七五%が外材によって賄われているわけでありますけれども、木材輸出国の自然保護運動の高まり、あるいは木材加工産業の振興のための丸太輸出規制、こういったことで外材の供給には非常に不透明な状況も出てまいっておりますし、また、地球環境の保全という立場からいたしましても、外材だけにこれから大量の木材需要を頼っていくということは非常に問題があると考えておるところでございまして、こういった
現在、我が国の木材の国内需要の七五%が外材によって賄われているわけでありますけれども、木材輸出国の自然保護運動の高まり、あるいは木材加工産業の振興のための丸太輸出規制、こういったことで外材の供給には非常に不透明な状況も出てまいっておりますし、また、地球環境の保全という立場からいたしましても、外材だけにこれから大量の木材需要を頼っていくということは非常に問題があると考えておるところでございまして、こういった
林産物関係関税につきましても、当然のことながら、我が国の国土、環境の保全等々に果たしております役割の重要性にかんがみまして、なおまた、最近の林業あるいは木材産業の置かれております厳しい実態、そういうものを踏まえまして、従来から関税相互撤廃には絶対応じられない、かような立場で交渉を行うとともに、主要木材輸出国における丸太輸出規制の撤廃を要求をしてまいったことは、御案内のとおりでございます。
ですから、先進地域におきましては現在程度の輸出余力は維持されるわけでございますが、南洋材につきましては産地国における資源的な制約、丸太輸出規制等のために将来的にはこれは減少する方向で推移するものと考えます。
○三澤説明員 インドネシアの丸太輸出規制につきましては、御案内のとおり木材資源の保護それから国内木材加工業の育成、こういう観点から、七九年以来丸太輸出規制を順次強化してきておりまして、一九八五年、つまり来年のうちには丸太輸出を全面的に禁止する、こういう政策を打ち出しておるところでございます。
フィリピンでは優良材の減少が目立っているため、これまで丸太輸出禁止ということでたびたび変更されるなど制度的な面での丸太輸出規制には最も厳しいものが見られたところでございます。五十七年にも丸太輸出を禁止する政策が発表されております。しかし、現在、全面的な輸出禁止は実態としては行われていないというふうに承知いたしております。
なお、インドネシアの今回の丸太輸出規制に対する対応でございます。インドネシア政府におきましては、本年の二月十六日に、この三月から従来の丸太輸出規制に対しまして、さらにこれを強化しまして、数量で規制を行うということを発表したわけでございます。
○政府委員(須藤徹男君) わが国の木材加工業がその原料の大半を外材に依存しているというのは先ほど申し上げましたが、いまお話しのように、最近の外材産地国におきます資源事情の悪化、丸太輸出規制の強化、製品輸出の促進等の動きがございまして、今後基本的には丸太の輸入が減少することは避けられない情勢にあるというふうに考えておるわけでございます。
○須藤政府委員 わが国の製材業はその原料の過半を外材に依存しておりますが、最近の外材輸出国におきます丸太輸出規制の強化、わが国に対する製品輸入の拡大要請の動きにはきわめて厳しいものがございまして、今後従来のように丸太に固執する輸入形態が変わっていくことは避けられない情勢にあるということは御指摘のとおりでございます。
これによれば、わが国の木材需要量は、昭和七十一年には約一億三千三百万立方メートルとなっておりますけれども、外材シェアは現在の六八・五%から五六・七%に減少するといっても、総量におきましては約五千万立方メートル、六・五%の増加となるわけでありますが、木材の輸出国の丸太輸出規制等の動きから見まして、今後も安定的な木材輸入を確保できる情勢はきわめて困難であるというふうに考えておりますけれども、この辺の見通
○相沢武彦君 外材のうち、南洋材などは発展途上国やアメリカでは丸太輸出規制の動きが活発になってきているんだというふうに白書で指摘されているわけですね。日本の林業の現状から見まして、製材じゃなくて丸太という素材で輸入をしなければ外材輸入としては認められていないわけなんですが、今後長期間にわたって丸太輸入の見通しというものはついているのかついていないのか、その辺はいかがでしょうか。
こういう段階で、現行のガットにおきましても課徴金については原則として禁止されておりますし、それから逆に、輸出国におきましても、木材は輸出したいけれども丸太ではいやだ、製材に切りかえたいというような丸太輸出規制といいますか、そういう動きも非常に強い段階でございまして、課徴金をかけるというようなことにすれば逆効果も起こるということも考えられるわけでございます。
輸入材の場合、近年素材に対比して製材品の伸びが大きいが、今後は米材、南洋材とも現地での丸太輸出規制の高まりにつれて、次第に加工品輸入の率がふえていく傾向にあると思いますが、その結果、わが国の港湾製材、南洋材丸太を原料とする合板メーカーに対する手当てをどうするのか。構造改善が迫られることになろうが、その対応措置について現在どのように考えられておりますか。いかがですか。
そもそも輸出国の丸太輸出規制などの動きは、日本の大商社を中心にした無秩序なもうけ本位の輸入が行われてきた結果であり、秩序ある輸入体制の確立は、今日ますます重要な課題となっております。
なお、わが国の木材供給に重要な位置を占めている外材の輸入につきましては、産地国における住宅建築の急増、丸太輸出規制の強化、自然保護運動の高まり等産地国の社会的経済的諸問題が顕在化してきております。
なお、長期見通しによる輸入期待量の最高八千八百六十五万立方メートルは、現在の五千五百万立方メートルを三千三百万立方メートルもふやすものであり、各国の丸太輸出規制、すなわち、最近におけるアメリカ議会の対日輸出全面禁止の動き、さらには、二月中旬ワシントンで開催された野生動物植物の輸出入等の規制に関する国際条約会議等におけるラワン、アピトンの伐採規制の動きなど、木材資源の世界的な不足傾向の中で、きわめて困難
なお、わが国の木材供給に重要な位置を占めている外材の輸入につきましては、産地国における住宅建築の急増、丸太輸出規制の強化、自然保護運動の高まり等産地国の社会的経済的諸問題が顕在化してきております。