1997-03-19 第140回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
利用料一律一割という制度は、中高所得階層の負担は比較的軽くなる上、さらに超過分を本人が負担すれば介護給付額を超えた介護サービスを利用できるような柔軟な仕組みになるようでありますから、中高所得者層にとりましては非常に恵まれた利用しやすい制度となる一方、一割の利用料負担さえままならない低所得者層にとっては利用を控えてしまう傾向も出てくると思っております。
利用料一律一割という制度は、中高所得階層の負担は比較的軽くなる上、さらに超過分を本人が負担すれば介護給付額を超えた介護サービスを利用できるような柔軟な仕組みになるようでありますから、中高所得者層にとりましては非常に恵まれた利用しやすい制度となる一方、一割の利用料負担さえままならない低所得者層にとっては利用を控えてしまう傾向も出てくると思っております。
貧しい人は必ずしも税金を払っていないから、結局払っているのは中高所得階層ですよ。言ってみれば、私が私に金を貸して、私がその利子、元本を払っているみたいなものなんですよ。同じインカムのグループがやっているんですよ。そして、結果的に立派な道路ができる、病院ができる、大学もできる、科学技術の振興ができる。むだじゃないんですよ。 日本の大蔵省は対外債権の管理はずさんだ。大臣が今そうだった、ずさんだ。
残りの七二%、一兆四百四十億円は主として税の構造の見直しに基づく修正であり、すなわち税制調査会の答申が示すごとく、中高所得階層について税負担の軽減度合いを大きくした結果にほかなりません。もちろん、高額所得者だから減税しなくてもよいという理屈はありません。しかし、問題は、そのような税の構造の手直しを特にいま急いでやる必要があったのだろうかという点であります。