1964-09-01 第46回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
すなわち、宮城県が再建期間を二カ年短縮することができた一つの大きな要因は、産業基盤の整備及び農業、中小企業等の産業を振興したことであり、岩手県は赤字額の大部分を長期の起債に切りかえ、かつ行政水準の向上をはかるなどの努力をしたこと、青森県は経済の好況を背景として県民税の増税をはじめとする自主的財源の増収をはかるとともに、中間給制により臨時的に職員給与支出の節減をはかったことなどによって再建期間を予定どおり
すなわち、宮城県が再建期間を二カ年短縮することができた一つの大きな要因は、産業基盤の整備及び農業、中小企業等の産業を振興したことであり、岩手県は赤字額の大部分を長期の起債に切りかえ、かつ行政水準の向上をはかるなどの努力をしたこと、青森県は経済の好況を背景として県民税の増税をはじめとする自主的財源の増収をはかるとともに、中間給制により臨時的に職員給与支出の節減をはかったことなどによって再建期間を予定どおり
一方、歳出面においても、従来より各県とも極力消費的経費を節約し、いずれも地方事務所を全廃するとともに、行政機構を簡素化し、相当数の行政整理、自然淘汰、臨時職員の正職員切りかえによる縮減等を行い、また定期昇給についても、中間給の設定、昇給差額の一部返納、請求権の放棄、昇給延伸等の措置をとっている状況であります。