2011-05-19 第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第4号
先生も御存じかと思いますが、「もんじゅ」の場合は、原子炉の炉心と、中間熱交換器及びその後の二次系の冷却、この装置の配置を工夫いたしまして、電源等が確保されない場合は自然冷却で炉心の冷却を確保するということが設計思想になっておりまして、そのようになっております。基本的には、そのような考え方がナトリウム冷却の高速炉の場合は非常に重要だ、そのように考えております。
先生も御存じかと思いますが、「もんじゅ」の場合は、原子炉の炉心と、中間熱交換器及びその後の二次系の冷却、この装置の配置を工夫いたしまして、電源等が確保されない場合は自然冷却で炉心の冷却を確保するということが設計思想になっておりまして、そのようになっております。基本的には、そのような考え方がナトリウム冷却の高速炉の場合は非常に重要だ、そのように考えております。
少し振り返ってみますと、大きな事故、国際的に見ても、一九六六年十月のフランスの実験炉ラプソディー、それから一九七六年の七月と十一月に原型炉フェニックスの中間熱交換器でのナトリウム漏れ事故がありましたし、一九八七年には実証炉スーパーフェニックスで、燃料貯蔵タンクの容量は七百トンですが、二十トンのナトリウムが漏れた事故とか、深刻な事故が次々続いていて、ソ連では、旧ソ連時代の高速増殖炉BN350が十四回、
フランスのフェニックスも、昨年のたしか十一月九日に、二次系ナトリウムが中間熱交換器から原子炉内へ約六トン流出した事故があったというふうに聞いていまして、フランスでも安全性の議論がさらに過熱しているという話も聞きました。 また、いろいろな方々が最近FBRについては意見を述べていらっしゃいますね、さまざまな選択肢を示すべきであるという、これはもう御承知のとおりだと思います。
これについては、炉心で発生した熱を一次系から二次系のナトリウムに伝える二次主冷却系中間熱交換器の出口付近に設置されたナトリウム温度計のさやの細管部分が破損し、その部分を通じてナトリウムが漏えいした可能性が高いと考えられる旨指摘しております。これについては、その後の当該温度計部の切り出しによって判明しております。
この取りまとめの際、二次主冷却系中間熱交換器の出口付近に設置されたナトリウム温度計のさやの細管部分が折れ、その部分を通じてナトリウムが漏えいした可能性が高いと考えられておりましたが、これにつきましては、その後の当該温度計部の切り出しによって確認をされております。
これまでの調査では、二次主冷却系の中間熱交換器の出口部分に設置されたナトリウム温度計のさやの細管部分が折れ、その部分を通じてナトリウムが漏えいした可能性が最も高いと考えられております。 これにつきまして、本日ナトリウム温度計部の切り出し作業を開始しまして、これが大体金曜日ぐらいに終了する予定でございます。
○参考人(高橋忠男君) 今、先生御指摘のように、ナトリウムが漏れ得る箇所として一次系と二次系の境目の中間熱交換器と呼ばれる部分、それからその系統の配管、及び蒸気発生器の配管、この三つは確かにございます。
それから、中間熱交換器の方は十二月十三日に、こちらはオーバーフロータンク、さきの方はダンプタンクに回収した。このことがはっきりしているわけです。 そうすると、最初に二次系Cループに装荷したナトリウムの量が幾らか、これは記録はちゃんと残っているはずです。この十三日までにタンクに集められたナトリウムが幾らか、これもそう難しい話じゃなくてわかるわけです。
その熱を中間熱交換器というものを経まして二次系のナトリウムに伝達をいたします。この二次系のナトリウムが出てまいりますところ、格納容器からちょうど出ましたところで今回ナトリウムの漏えいがあったということでございます。 なお、この二次系ナトリウムの熱は、次に水に伝えられまして過熱蒸気になり、この過熱蒸気でもってタービンが回され発電機に至る、そして発電をする、こういうふうな形になっております。
それで、午後七時四十七分に中間熱交換器、C系と書いてありますのは先ほどのCループということでございますが、そこの二次主冷却系出口ナトリウム温度高、まさにここのところで言っておりますのが先ほど漏れたであろうと思われる部分の温度計でございます、これが出ました。それで、火災報知機も同時に鳴ったわけでございます。
○坂内政府委員 「もんじゅ」につきましては、現在、動燃事業団により総合機能試験が実施されておるところでございますが、去る六月に、二次系主冷却配管ループの予備昇温試験を開始したところ、先生今御指摘のように、予熱温度百二十度まで昇温した段階で、このループの格納容器貫通部より中間熱交換器に至る配管部分において、当初はその中間熱交換器側には移動しないというふうに予測した測定点が中間熱交換器側に数ミリ移動したということでございます