1963-01-31 第43回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
日本専売公社小名浜工場は、同公社の有するただ一つの製塩工場でございまして、昭和二十七年、海水を煮沸して直接塩を製造する、いわゆる海水直煮加圧式製塩方法の中間工業化試験を目的として設立されたものでございます。同工場の工業化試験は、その所期の目的を達し、現在におきましては、全国四民間工場がこの方法により塩の製造を行なっている次第でございます。
日本専売公社小名浜工場は、同公社の有するただ一つの製塩工場でございまして、昭和二十七年、海水を煮沸して直接塩を製造する、いわゆる海水直煮加圧式製塩方法の中間工業化試験を目的として設立されたものでございます。同工場の工業化試験は、その所期の目的を達し、現在におきましては、全国四民間工場がこの方法により塩の製造を行なっている次第でございます。
次に八ページに参りまして、三十五年度の開発でございますが、これは石炭ガス化燃焼装置の製造、これは東京工業大学の川下教授が発明したものでございまして、相当規模の基礎研究から、中間工業化試験というような段階と経ましたが、さらに本格的な大きさに持っていくには、まだ不十分であるということでございましたので、これを大東工業所に委託をして、目下開発中でございます。
そうしまして総合研究所というふうに考えておりますのは、そういった大学の基礎研究から先の研究をいたしまして、なおそれが産業界において実際どういうふうに使われておるか、また産業界においてはせっかくのいい理論が実際に応用されないという点等を究明する、そこまでのいわゆる大学の研究をやりますけれども、それ以外に、多少とも目的を持ちました研究から始めまして、応用研究あるいは中間工業化試験、工業化試験というようなものを
○鈴江政府委員 従来の試験研究におきましては、中間工業化試験とかあるいは工業化試験という段階があるわけでありますが、そういった従来の試験研究におきましては、その研究を実施いたしましたことによってすぐ利益を生むのではなくて、それをまた企業化しなければならないわけでございます。この場合の「開発」と申しますのは、最小規模におきましても、採算のとれる規模の段階においてこの試験研究を実施いたしたい。
従いまして、どれにウェートを置くかということはなかなか書き表わしにくいし、その言葉が目的基礎研究とか、工業化試験といたしまして、中間工業化試験、実用化試験とかいろいろ言葉がありまして、あまり熟した言葉でないのでございますから、特にどれにウェートを置くとか何をやるとかいうことを細分して書かない方がむしろいいのではないか、かえって誤解を生じないのではないかと思いまして、こういうふうにしたわけでございます
○八木政府委員 木材糖化の問題につきましては、昭和三十年の一月二十一日の閣議決定によります木材資源利用合理化方策においても、その一項目に掲げられているところでありまして、すでに中間工業化試験も、国、北海道庁及び民間の有志によりまして実施しているのではありますが、企業としては、ようやく先駆者的なものが一、二建設されつつある状況であることは、御承知の通りだと思います。
○石谷政府委員 木材糖化効果につきましては、私どもが聞いているところによりますと、まだまだ中間工業化試験の段階にある、かように考えておりますので、一体どのような採算関係にあるものか、まだよほど研究の余地がある、かように考えておるわけであります。
それから技術振興対策の問題でございますが、これは主として工業技術院並びに特許庁の問題でございますが、最初の工業化試験補助金、これは民間の中間工業化試験に対します補助金でありますが、昨年同様の金額でございます。その次の鉱工業研究補助金、これは中間工業化試験の前段階の研究に対します補助金、これも昨年同様の経費をもちましてやつて行きたいと考えております。