1984-04-18 第101回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
さらに、こういったものよりも体の深部にありますがんにつきまして治療効果の高いものといたしましては、重粒子線とか先生御指摘のパイ中間子線というものを利用するということが非常に期待をされておるわけでございまして、この点につきましては、五十八年の七月に科学技術会議が策定しました「がん研究推進の基本方策に関する意見」においても指摘されておるわけでございます。
さらに、こういったものよりも体の深部にありますがんにつきまして治療効果の高いものといたしましては、重粒子線とか先生御指摘のパイ中間子線というものを利用するということが非常に期待をされておるわけでございまして、この点につきましては、五十八年の七月に科学技術会議が策定しました「がん研究推進の基本方策に関する意見」においても指摘されておるわけでございます。
放射線を用いましたがんの治療につきましては、エックス線、ガンマ線あるいは電子線を使いました療法は既に実用化されておるところでございますが、さらに進んだ放射線療法といたしまして、速中性子線、陽子線、重粒子線及びパイ中間子線を利用するものがございます。
いわゆるエックス線、ガンマ線、コバルト60、速中性子線、陽子線、言うところのパイ中間子線等、これが重荷電粒子線と言うのかもしれませんが、われわれには難解な放射線治療の実施や調査研究が進んでいるようでございますが、まずこれを全体グローバルに予算の面についてお伺いをいたしますので、技術庁から先にお伺いをし、なお先生方にも私のお伺いします趣旨に沿ってざっくばらんにお答えをいただきたいと思います。
すなわち、爆風や熱線、第一放射能線(ガンマー線や中間子線)の災害を、その地域から避ける努力がなされております。それにもかかわらず、ビキニ環礁における実験がもたらしたように、海水を汚染して、その海域の漁業を不可能にし、空気を汚染した放射能灰が、日本人漁夫の生命を奪っておるのであります。第二の間接的災害の危険は、さらにおそるべき深刻な危険であります。