1992-03-27 第123回国会 衆議院 外務委員会 第4号
まず最初に基本認識についてお聞きしたいのですが、これは恐縮なんですがちょっと事前通告していなかったのですが、中近東アフリカ局長にお願いをしたいと思いますが、我が国の対中近東外交におけるトルコの位置づけということでございます。 この地域、大変激変がやはり襲っております。冷戦構造が崩壊をし、湾岸戦争があった。また、旧ソ連が崩壊をし、イスラム圏諸国の動きがある、またいろいろな地域統合の動きもある。
まず最初に基本認識についてお聞きしたいのですが、これは恐縮なんですがちょっと事前通告していなかったのですが、中近東アフリカ局長にお願いをしたいと思いますが、我が国の対中近東外交におけるトルコの位置づけということでございます。 この地域、大変激変がやはり襲っております。冷戦構造が崩壊をし、湾岸戦争があった。また、旧ソ連が崩壊をし、イスラム圏諸国の動きがある、またいろいろな地域統合の動きもある。
○中山国務大臣 この中近東外交というものにつきましては、私はやはり域内の国々の首脳がどういうことを考えているか。三月の六日でございましたか、シリアのダマスカスでGCCの六カ国とエジプトとシリアの外相が一緒になって八カ国でアラブ平和維持軍の話し合いをやっております。
それの上で、今後の中近東外交、このスタンスはどうなるのだろうか。やはり私は、一回今回の戦争ですべてが御破算になったと考えた方がいいのではないかと思うのです。
これだけ一生懸命頑張ってきた中近東外交ですから、せめて外務大臣おやめになったらやれと、こう言ったらいいんですよ。おやめにならぬうちにやると、何で倉成外務大臣は一生懸命やりながらそんなことをと、こういうふうになりますから、あと二カ月はひとつ――話を出すならおれがやめてからやれと、これぐらいに…。 余分なことを言って申しわけありません。ひとつこの問題、やっぱり同じですか、外務大臣は。
それだけに心配するのでありますけれども、これからの中近東外交というのは今までの御説明だと、日本側は多数派に押し切られた形で、やむなくああいうふうな宣言に同調したというようなことを説明されたようにお伺いをいたしましたけれども、中近東の国々、アラブ諸国の国々一は、そのように必ずしも受け取らないのではないか。
お世辞でも何でもなく、あなたが大臣に就任されてからの日本の中近東外交というのは、少なくともアメリカの引力圏を脱却しようというふうな基本姿勢のもとに運行され、実施をされてきた、だから中近東諸国から日本を見る目は変わってきたわけですよ、あなたになってから。そういうときに、つまりシドラ湾事件のようなときに、一日も早い鎮静化を期待すると、これは当たり前の話ですよ。
その当時と比べまして日本の外交の選択の幅というのは非常に広がっておりまして、例えばその時点では日本の中近東外交あるいはアフリカ外交、中南米外交、ヨーロッパ外交というものはアメリカ、アジア、国連等と比べれば非常に影が薄かったということで三つの柱にまとめやすかったのだと思います。
当初皆様のお手元の方にお渡しをいたしました財政投融資の問題については、また別の機会にお伺いをするということにいたしまして、中近東外交について政府のお考えをお伺いしたい、こう思うわけであります。 中東和平という問題については、私どもにとってもきわめて重要な問題であることは言うまでもございません。
かいつまんでもう一回申しますと、園田特使発言が非常に多くのPLO側の批判の対象となり、アラブ諸国の一部批判の対象となり、従来からの日本のアラブ諸国に対する政策あるいは中近東外交に対する姿勢が疑われているということ、このような状況を巻き起こした園田特使発言というのはどういうものであったかということ、それに対して日本政府の立場というものを、この際明快に説明されたい。
このような情勢にかんがみ、対中近東外交は八〇年代のわが国外交の重点の一つとして推進していくべきものと考えます。 わが国と中近東諸国との関係は、その重要性についての認識の高まりを背景に、近年あらゆる分野において緊密の度を加え、相互依存関係も急速に深まりつつあります。
このような情勢にかんがみ、対中近東外交は八〇年代のわが国外交の重点の一つとして推進していくべきものと考えます。 わが国と中近東諸国との関係は、その重要性についての認識の高まりを背景に、近年あらゆる分野において緊密の度を加え、相互依存関係も急使に深まりつつあります。
○田中寿美子君 私も日本外交のあり方について御質問したいんですが、一つは、いま開発途上国も全体の団結とか、あるいは産油国、非産油国をひっくるめてアジア全体というふうな言葉もありますけれども、私、一つは対米外交の問題と、もう一つは対中近東外交の問題について日本外交の姿勢を、時間が短うございますから、詳しく立ち入るわけにいきませんので、大臣の基本的な姿勢を伺いたいと思っているんです。
○田中寿美子君 時間がありませんので、それだけで終わっておきますが、大来外務大臣ね、私は中近東外交についていまや転換する時期が来ていると思うのです。
時にはアプローチ、アドバイスもされてきたというお立場で、特にこれから大事になる中近東外交について率直な見解をひとつお示しをいただきたい。
そうすると、あのときもそうであったと、あれから日本外交としての中近東外交への傾斜というか、深まりはかなりあったと私は思うんですよ、部分的評価ときのうも申し上げたんだけれども。
外務省に伺っておきたいんですけれども、最近の大平総理、それから新任の大来外相のいろいろな場における答弁を平均してみると、確かに東京と中近東との関連について、いわゆる中近東外交について、特にパレスチナ問題を含めた踏まえ方については、私たちはきわめて限定的に評価をしています。かなり大胆に踏み出しつつあるという感触を私どもも共有しています。
わが国が中東、中近東外交を進めるに当たりましては、石油安定供給の必要のみでなく、パレスチナ問題を含む中東和平問題の重要性を十分考慮する必要があると考えております。さらに、これら諸国の国づくりや人づくりのための経済技術協力を初めといたしまして、人的文化的交流等、広範な分野にわたりましてこれら諸国との友好協力関係を積極的に進めていく必要があると考えております。
本日、ここに、中近東をめぐる諸問題に関して、委員の皆様方と率直な意見交換を行い、討議を尽くしますことは、今後のわが国の対中近東外交を進めていく上においてまことに有意義かつ時宜を得たものであり、政府といたしましても、本日の討議の結果を十分参考としつつ、今後のわが国の対中近東外交の一層の推進に努力する所存であります。
このようなことでは最近問題となっております中近東外交あるいはアフリカ外交につきまして大変心細い限りでありまして、私どもといたしましてはほとんど要求どおりの人員が認められるように努力をいたしたい、かように考えている次第でございまして、本日御指摘の点につきましては、私ども全く御趣旨のとおりの実情である。したがいまして、定員の増加につきましては最大の努力をいたす所存でございます。
そこで、総理にひとつお伺いしたいのは、今後日本が必要石油を確保するためには中近東外交、なかんずくサウジアラビア外交が非常に重要だと思うのです。これは例の一九七三年の三木特使以来、日本はある意味での約束をほごにする事態というものを招いてきた。そして中近東諸国、なかんずくサウジアラビアが日本に対して石油を売る条件としては二つのことをはっきり言っているわけなのであります。
そういうことでございますから、ことしの一月の総理大臣の施政方針演説におきましても、外交問題の中では真っ先にこの中近東との外交ということを取り上げまして、最大の時間をこれに費やして、中近東外交に対処するわが国の基本方針につきまして三木総理からるる説明をしたわけでございます。
また南イエメンにしても、これは、いわゆる中近東外交政策から言うならば、このとかく問題の多い地区にそれぞれ大使を置くべきである。大使館を置くべきである。これはいま爼上にも上っておらぬ。向こうはせっかくこちらへ大使館を置いているのに、このアラビア半島の南端にある南イエメンには、まだこちらは大使館を置く用意さえできていない。
(拍手) なお、中近東外交については、一昨年来のアラブ石油戦略によって、多大な影響をこうむったのはわが国自身である、という教訓をもう一度かみしめたいと存じます。幸い、今回外務省の当該地域に対する出先機関の拡充もあり、今後はそれぞれの相手国の国情、政治情勢に沿った柔軟な姿勢をとりながら、その場限りでなく、恒久的な友好親善関係の保持に努められるよう、格段の努力を要請いたします。