1986-10-28 第107回国会 衆議院 決算委員会 第2号
また、こうした財務状況を基盤として、昭和五十九年七月から中距離通話料等の値下げを実施しました。 以下、昭和五十九年度の決算の内容につきまして御説明申し上げます。 損益勘定の収入におきましては、予算額四兆五千三百二十四億七千九百万円に対しまして、収入済額は四兆六千七百三十四億七千六百七万円余となり、一千四百九億九千七百七万円余予算額を上回りました。
また、こうした財務状況を基盤として、昭和五十九年七月から中距離通話料等の値下げを実施しました。 以下、昭和五十九年度の決算の内容につきまして御説明申し上げます。 損益勘定の収入におきましては、予算額四兆五千三百二十四億七千九百万円に対しまして、収入済額は四兆六千七百三十四億七千六百七万円余となり、一千四百九億九千七百七万円余予算額を上回りました。
また、収支状況は年々悪化し、五十九年度は中距離通話料の値下げによる収入の伸び悩み等により、五百三十六億円の赤字となっており、NTTでは、これらに対処するため、電気通信サービスの一層の向上はもとより、各種の増収施策の実施並びに経費の効率的使用等について経営努力をしているところであります。
本案は、電話の通話料の距離段階別の均衡を図るため、区域外通話地域間距離が六十キロメートルを超え三百二十キロメートルまでの中距離通話料につきまして、現行の十五秒ないし五秒ごとに十円であるものを、十五・五秒ないし七秒ごとに十円に引き下げるとともに、その距離段階区分を六段階から四段階に統合しようとするものであります。
その結果として、今回中距離通話料の引き下げを中心とした内容の本改正案が出されたのでありますが、これを可能にさせたのは電話の普及度、利用度の向上と同時に、電電公社関係者のたゆまぬ努力の成果でもあるわけで、これを多とするものであります。 かつて公社が赤字に悩み料金改定に追い込まれたこともありましたが、幸いここ数年黒字が続き。遠距離通話料の引き下げや夜間割引も行えるようになりました。
今回の中距離通話料の引き下げを実施いたしまして先ほど申し上げましたように遠近格差がかなり縮まってきたわけでございますが、それでもまだ一対四十という形で遠距離の通話料は諸外国に比べては遠近格差が高いと、こういう実態でございます。したがいまして、今後財務の許す限り慎重に検討を重ねました上で遠距離の通話料を下げるということも検討すると、こういうことを申し上げたわけでございます。
それで、今回の中距離通話料の値下げなんですが、それぞれ先生方からも質疑がございましたとおり、実施することによる減収、反面また利用増があるわけですから、差し引きまして平年度減収見込みが一千億、非常に多額のサービスを還元するわけですが、それの減収分を今後の企業努力でどのようにカバーしていかれるのか。
○佐藤(祐)委員 中距離通話料の引き下げの問題です。今回中距離通話料の引き下げという措置をとられたことは私も結構なことだと思っております。この通話料の問題は既にいろいろな角度から質疑が行われておりますので、他方で、電話の工事料金の改定ですね、これが行われようとしておる問題につきまして、それを中心にお尋ねをしたいと思います。