1974-04-04 第72回国会 参議院 運輸委員会 第14号
もちろん中級造船所についても、最近は外航船舶を建造いたしておりますけれども、この建造の調整という面につきましては大手、中手ということについて特に差別があるということではございません。むしろもう一つの船質の確保という面から、この法律と並行にわれわれ従来からそういう中手の技術指導等を通じまして、質のいい船をつくらすという効果を持たせておる次第でございます。
もちろん中級造船所についても、最近は外航船舶を建造いたしておりますけれども、この建造の調整という面につきましては大手、中手ということについて特に差別があるということではございません。むしろもう一つの船質の確保という面から、この法律と並行にわれわれ従来からそういう中手の技術指導等を通じまして、質のいい船をつくらすという効果を持たせておる次第でございます。
なお、造船業の適地といたしましては、小型造船業につきましては、中南部西海岸、それから中級造船所につきましては、中部東海岸が有望と考えられております。 以上が、造船調査団の報告と、報告の結果、現在私どもの考えておる現状でございます。
○芥川政府委員 中級造船所に対します開銀融資の問題につきましては、これは御承知のとおり昨年からの懸案でございまして、それで開銀といろいろ折衝しておるわけでございます。
○芥川政府委員 ただいま御指摘の問題は非常に具体的な問題でございまして、臨時措置法の手直しをして、そして中級造船所もこれらの対象にするように考えておるかという御質問であったと存じますが、臨時措置法本来の立法の趣旨から申しまして、三十四年当時立法されたときも中級造船所は対象になっておりませんのでございまして、したがいまして今後臨時措置法の存続を検討する場合も、中級造船所を対象にする方向で検討することはないというふうに
○芥川政府委員 御指摘のとおり、いわゆる中級造船所、具体的に申し上げますと、たとえば大阪の川筋の造船所であるとか、あるいは函館にある造船所であるとか、いわゆる大工場の末尾のほうに位する造船所につきましては、われわれのほうではこれを一括中級造船所と申しているわけであります。そこで中級造船所につきましては、ただいま御指摘のとおり、最近に至りまして非常に輸出船の受注が盛んになってまいりました。
○久保委員 この五〇%でございますが、中級造船所の企業の力からいって五〇%市中に仰ぐというのもなかなかむずかしい面もあるようだと思うのですね。しかも造船界の最近の傾向として、いいものも多少あるようでありますが、大手筋と違ってそうはうまくいかぬという場合に、資力、信用の問題等もあるかと思うのです。
それから受注と申しますか、受注の指導につきましては、たとえば公団船のように開銀の金を使って中型船をつくる場合には、大手造船所は遠慮するようにという方針を明確に示して中級造船所に特定整備公団の船がいくような行政指導をやっておる次第でございます。
たとえて申しますと、船体の一部を延長する工事を行ないます場合に、延長部分の新造につきましてはいわゆる中級造船所の工事能力を利用するというのがございます。またもう一つの面は、従来あまり大きな船をつくったことのない小さな造船業に対しまして資金を貸す、技術をもって助け、実際に船体の一部をそこでつくらせるといったような、小さいところとの協力関係を打ち立てておる造船所も見えております。
○説明員(鈴木春夫君) 中級造船所の対策でございますが、現在のところ国内船も注文が非常に少のうございます。それで、小型船をやるか、大型船をやるか、やはり造船を継続する上におきましてはいずれか対策をとらんならぬわけでございます。ところが、小型造船所も大体そう不足——能力的に不足というような状態ではございません。また、大型施設に小型をかえていくというふうなことも、非常に大きな問題があると思います。