2019-02-20 第198回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
先生のお話を聞きながら、それぞれの世代の属性又は世代に応じた住宅政策が必要なんだろうというふうに思いましたけれども、同様のことを先生が、「建築雑誌」第百三十三巻千七百十四号で、「住宅条件の世代間の違いをどう読むか」というふうな論説で、戦後の持家の大衆化に伴う一億総中流化から近年の経済成長の鈍化に伴う若い世代の持家事情の背景を明快に解説しておられるというふうに思っております。
先生のお話を聞きながら、それぞれの世代の属性又は世代に応じた住宅政策が必要なんだろうというふうに思いましたけれども、同様のことを先生が、「建築雑誌」第百三十三巻千七百十四号で、「住宅条件の世代間の違いをどう読むか」というふうな論説で、戦後の持家の大衆化に伴う一億総中流化から近年の経済成長の鈍化に伴う若い世代の持家事情の背景を明快に解説しておられるというふうに思っております。
やはり最近の貧困とか格差の増大ということの中で思ったことでございまして、まあ言ってみれば、一億中流化などという懐かしい言葉がまだ生きていた時代には、私は一割負担は当然のことだと思っておりました。
○麻生内閣総理大臣 今おっしゃいましたように、一億総中流化がいいか悪いかは別にして、間違いなくそれが国民の多くの合意を得たということは事実だと思います。世界で最も成功した社会主義国家とよく外国の新聞にやゆされておりましたのも、当時、御存じのとおりであります。
それから、昭和五十二年ころだと思いますけれども、一億総中流化と言われたのが一九七八年ころです。そのころに生まれた人たちがもう三十歳近くになってくるということで、今の子供たちがどういうふうに育ってきたのかというときに、こういった日本の経済発展のよい側面と、間違った価値観を与えてしまったのではないかという側面も、これは一度検証してみるべきではないか、これが一点目です。
そして、九五年ぐらいまでは生活というのはローリスクの選択肢というものがあり、さらに中流化ということで皆、みんなが同じような生活を目指しました。そして、後で述べますが、だれでも努力すれば、つまり、すごいことをしなくてもだれでもこつこつ努力すれば中流の生活で報われるということが可能だった社会であるわけです。そして、制度というものはその生活の向上と安定を前提に組み立てられていたわけです。
しかし、戦後の我が国の、中流国家というか中産階級、総中流化社会、そしてそこから民主化が行われる、それが崩れてきているというのが田島公述人のお話でございますけれども、こういう安定した社会を形づくってきたのは、私は、間違いなくシャウプ税制だと思いますね。シャウプ税制というのは何かというと、直接税、なかんずく所得税中心でいきましょうと。
一九七〇年代の半ば、つまり経済の低成長化とともに一億総中流化が起きて、そこそこ豊かな社会が実現しました。年功序列も完成し、親の代の収入は高くなり、若者の収入が低くなりました。そして、都会で豊かに育った子、つまりサラリーマン・専業主婦の子が成長して結婚適齢期に達したときに未婚化が起きたわけです。
しかし、もう今この時代になって、国民が総中流化しているような時代、このような時代に、しかもまさに簡保とか郵貯とかというのはかなり高額所得者が加入している、あるいは年金も同じことですが、そういう人たちにこういう種類の福祉還元をするということの意味がどこにあるのか。
我が国では、離婚後、母親の七割が引き取り、そして行き来もしない、養育費も払っていないという現状の中で、しかしながら離婚はただいま大変中流化しておりまして、決して払えないような無職や失業中や大変収入の低い父親ばかりではなくて、大抵は支払い能力がある父親なんです。 このような嘆かわしい現状を、法務大臣としては、なぜ養育費が支払われないのか、その辺をどうお思いになるかお聞かせ願いたいのですけれども。
○抜山映子君 日本は、一億総中流化という言葉がかつて言われたことがございました。それは、やはりこのような高所得者には高い所得税が課せられるというその日本の方針が非常に成果を生んできた、それが社会の活性化を生んできたと、私はそのように評価しておるんです。 ところが最近では、先ほど資産の問題も申し上げましたけれども、ニュープア、ニューリッチという層ができてきている。
しかし、所得水準が今日のように大幅に上昇し、世界でも最も豊かな国の一つに我が国が成長したわけでありますから、一億総中流化と言われてもいいわけでありますから、所得の平準化が進んだ今日、消費も価値観も多様化しており、一体何がぜいたく品か、何が奢侈品なのか、その判断を客観的に行うことは困難になっておるのであります。
私は、日本ほど所得の分配が平等な国はない、中堅層が非常に、一億総中流化と言われるような、このようなことが今の日本の繁栄、活性化を招いたんだと、このように考えておるわけでございますが、総理のお考えは、上と下を引き離す、こういうお考えなんでしょうか。
そういうやはり世界の――何といいますか、これもある意味で極端な貧困というものが除去されて、中流化して、中堅化していくということに関係があるのだと思いますが、我が国はそこまではまいりませんでした。
最近、消費が順調に伸びておる、こういうことも言われておるわけでありますけれども、日本長期信用銀行の資料などを見ますと、所得の平準化あるいは中流化というのは幻想で、むしろ所得の格差、資産格差が増大し、消費の階層化が起こっている、こういうように言っておるわけであります。そういう点についてやはり十分に理解をしてもらいたい、こういうように思います。
今は非常に中流化しておりますから、マル金、マルビというものをもう一遍見直さなければならぬ。そこで、あの本読んでみましても、こんにちはと言って会ったときに、ああ君、太り過ぎているねと、こう言ったら、太っていると君はどういう病気になるか知らぬよというようなことを言う人がマルビであって、ああ、元気なだけが取り柄だよと言うのがマル金になる素質があると。
○竹本委員 次へ参りますが、これは先ほど申しました公正な社会、公正な税制の問題とちょっと関連をして伺いますが、一方で、日本の国民の、中流社会になった、中流化したという意識が九〇%を超えたというような統計も最近出ておるし、最近ちょっと読んでみたボールディングなんかの言っているのも、分配の平準化がむしろ日本の特質である、ある意味において高く評価しておる、あるいはそういう面もたくさんあります。