1977-11-15 第82回国会 衆議院 決算委員会 第7号
第三といたしましては、この種事犯は単なる取り締まり強化だけで目的が達成されるのではなくして、一般国民の覚せい剤、麻薬等に対する警戒心を強めることが大切であると思われますので、広報活動を強化するとともに、覚せい剤中毒患者対策を実現すべきであるというふうに考えております。また、覚せい剤中毒者による殺人事件等凶悪事件が増発をいたしております。
第三といたしましては、この種事犯は単なる取り締まり強化だけで目的が達成されるのではなくして、一般国民の覚せい剤、麻薬等に対する警戒心を強めることが大切であると思われますので、広報活動を強化するとともに、覚せい剤中毒患者対策を実現すべきであるというふうに考えております。また、覚せい剤中毒者による殺人事件等凶悪事件が増発をいたしております。
その他、精神障害者対策、循環器疾患対策、アルコール中毒患者対策、ナルコレプシー症、三角筋拘縮症患者対策、東京スモン病訴訟の和解問題、原爆被爆者対策、優生保護法の改正、虫歯と砂糖摂取量との関係、医薬品の安全対策の強化、人工甘味料サッカリンとカビ防止剤OPPの安全性等の諸問題について活発な質疑が行われました。 次に、自治省関係についてであります。
○渡辺国務大臣 アルコールの中毒患者対策については、やはり厚生省だけでなくて——諸外国と比べて日本がどの程度あるのか私、よくわかりませんけれども、いまあなたが指摘したような悲惨な例のあることは、それはときどきあるんですよ、私も聞いたり見たりしたことありますから。ですから、それはやはり国を挙げて取り組むことは必要だと思います。
私どもといたしましても、これは歳出面の問題ではございますけれども、やはり絶えず関心を持っていなければならない問題であって、いま御指摘を受けて、こまかい実情を伺ったわけでございますが、アルコールの中毒患者対策が不十分であるという御指摘がありましたから、その点について私どもも、今後ともよく歳出当局とも連絡をとりまして、漸次改善をはかっていかなければならないという気持ちは持つものでございます。
以上のほか、零細事業所に対する健康保険の適用、千葉県立血清研究所の小児麻痺ワクチン不正販売問題、重度心身障害児者対策、無医村地域、特に辺地無医地区対策、児童手当制度の実施、ハンセン氏病患者の援護及び療養施設改善対策、同和対策、王子の米軍野戦病院問題、薬品の配置販売制度のあり方、血液対策、医師及び看護婦の不足問題、アルコール中毒患者対策、山谷及び愛隣地域対策、人口問題、自閉症児対策、公害対策等の諸問題
○牛丸政府委員 来年度の予算の概算要求は、省としてはまだきまっておりませんけれども、私ども事務当局といたしましては、第一には麻薬取締官事務所を中心にしました麻薬取り締まり対策の強化、第二には麻薬中毒患者対策と、両面におきまして予算の要求をいたしたいと思います。
そういう国際的に見まして麻薬に関する条約の整備を今なされているときでございますので、私どもも、そういうことで、国会等においても、この次の国会等においては条約批准の審議がなされると思いますが、そういう国際条約の整備と関連いたしまして、それとの関係においても現行の国内法規の改正が必要でございますので、そういうものとあわせまして、ただいま申し上げました麻薬の取り締まりなり、中毒患者対策でいろろいと私どもが
○牛丸政府委員 中毒患者対策というものは、まさに今御意見の通り、まず患者を発見することから始まるわけでございまして、私どももその通りに思います。それで実は私どもとしましては、発見をしまして、そうしてそれの収容施設をやはり拡充していく必要がある。そこで十分な治療をしまして社会復帰をさせるという方向でこの対策を考えていく必要があるというふうに考えております。
しからばさようなしぼり方をした場合に、はたしてこの覚醒剤の中毒患者対策として万全の効果が期し得られるかどうか、かようないろいろな問題が実はあるように存ずるのでございます。その点につきましては純粋な法律問題として、目下私どもの方としましては研究を続けておるような状況でございまして、まだ最後的な結論に到達いたしておりません。
さらに日本共産党を代表して苅田委員よりは、本法案は取締りを名として国家警察の強化をはかる傾向あること、並びに麻藥取締り強化よりも中毒患者対策の方が急務であるとの理由をもつて本法案に反対する旨の意見が述べられたのであります。 かくて討論を終り、採決に入りましたところ、本案は多数をもつて政府原案通り可決すべきものと決定した次第でございます。 右御報告申し上げます。(拍手)