2014-03-10 第186回国会 参議院 予算委員会 第10号
それで、この日の丸電源という言葉なんですけれども、ちょっと懐かしい言葉と思う世代もあるんですけれども、日本は昔、中東油田権益を求めまして、日の丸電源と称して壮絶な経済外交、油田開発を行ったんです。その時期は、日本として安価な原油がもう安定的に無制限に調達できた。だから、油田そのものは日本になくても、もうそれは日の丸電源だと言えたんですね。
それで、この日の丸電源という言葉なんですけれども、ちょっと懐かしい言葉と思う世代もあるんですけれども、日本は昔、中東油田権益を求めまして、日の丸電源と称して壮絶な経済外交、油田開発を行ったんです。その時期は、日本として安価な原油がもう安定的に無制限に調達できた。だから、油田そのものは日本になくても、もうそれは日の丸電源だと言えたんですね。
さらにまた、最近では、資源小国の日本だと言いながら、いやいや、この日本領海内には大変な資源が眠っているんだと、新潟沖には中東油田に匹敵するような油田が眠っておるとか、天然ガスがあるとか、あるいは日本海側にはメタンハイドレートがもう山のようにあって、百年は絶対に安全だと、こういうことに言われているわけでございます。
また、七〇年代には、資源ナショナリズムを背景に、産油国によります石油産業の国有化が進められた際にも、税金でございますとかロイヤリティーといった財務面での条件が良好であることから、中東油田等に比較して収益性の高かった北海やメキシコ湾といった近隣地域に開発投資、生産の拠点を移すことによりまして、収入の落ち込みを避けることができたことも指摘されています。
まさにカーター政権時代に、中東油田の防衛という立場で、あるいはアメリカのそういった中東情勢に対応して緊急展開をしていくというための精鋭部隊なんだ。そこで軍事行動をやっている部隊が那覇軍港に三回も入っているということは、在日米軍基地と関係ないと言えますか。 あなたが言うジエゴガルシアまでは、那覇軍港から向こうまでの距離は、どのくらいあるのですか。私はわかりませんから、教えてください。
この東シナ海における埋蔵量は九億キロリットルともあるいは十二億キロリットルとも言われておりますし、昭和四十三年の十月から十一月にかけて行われましたエカフェの調査によりましても、中東油田に匹敵する有望な油田地帯とも言われておるわけでございます。
今回のイラン・イラクの紛争につきましては、わが国が大きく依存している中東油田地帯における紛争でありますので、われわれも非常にその成り行きにつきましては重大なる関心を持っておるわけでございます。
そして、御承知のように、フォートレスゲール、沖繩での大規模な訓練、あるいは去年の十一月に中東油田地帯を軍事制圧する大規模な演習をペルシャ湾入口で行っておる。しかも、これらは、日本を根拠地にしているアメリカの第七艦隊あるいは海兵隊がその中心部隊になっておるじゃありませんか。
それで前からエカフェの調査なんかによりますと、渤海湾も当然含めまして東シナ海のほうは、ひょっとすれば中東油田に匹敵するような大油田があるのではないかというような、そういう発表もなされているわけですが、そうなりますと、これは渤海湾がうまくいけば将来非常に共同開発という広がりが期待されるわけですけれども、そういう今後の見通しについて、東シナ海等の共同開発についてはどういう観測をなさっていますか。
なお、すでに先ほど申し上げましたように、クウェート、リビア――リビアは御承知のようにアルジェリアとともに中東油田の次に大増産をした地域で、ございますけれども、御承知のように、最近は資源保存のために生産制限をいたしており、クウェートにおいても全く同様でございます。ベネズエラはすでに早くから生産制限をいたしておりますので、こういうふうに資源というのはやはり枯渇をしてまいります。