1981-10-02 第95回国会 参議院 本会議 第5号
だとすれば、安定した平和をかち取るためには、アメリカの中東介入の中止、アフガニスタンからのソ連軍撤退とともに、より根本的な課題として、核兵器廃絶を最優先にした軍縮、すべての軍事同盟の解消がどうしても必要であります。 こうして、来年の第二回国連軍縮特別総会はますますその意義を重くしております。総理は、衆議院の答弁では、核軍縮というあいまいな態度しか示しませんでした。
だとすれば、安定した平和をかち取るためには、アメリカの中東介入の中止、アフガニスタンからのソ連軍撤退とともに、より根本的な課題として、核兵器廃絶を最優先にした軍縮、すべての軍事同盟の解消がどうしても必要であります。 こうして、来年の第二回国連軍縮特別総会はますますその意義を重くしております。総理は、衆議院の答弁では、核軍縮というあいまいな態度しか示しませんでした。
そして、中東介入にもアメリカが何をやっても日本はそれを支持するということにならざるを得ない。これはあの地域の非同盟諸国に対する、あるいはイスラム諸国に対する対抗、そういうものになっている。ならざるを得ないじゃなくて、なっていると考えますが、外務大臣、この点はどうでしょう。
これについて、コンソーシアム的なものができれば日本は協力していくこともあるのかないのか、あるいはそういうようなことがあったとしても、これは明白に、中東介入基金といえばもうそのとおりだと思うのですね、そういうことはしないのだということをここで明言できるかどうか、これを大臣、ちょっと聞いておきたいと思うのです。
知らないうちに日本は中東介入の拠点にされていた、そう言っても、世界では通用しないわけですね。私はその反省をまず根本から求めたいわけです。 もう一つ重大なことは、もういまや極東の問題よりも、世界全域を相手にして介入の準備を始めたアメリカの在日米軍と自衛隊との共同が、この数年来非常に新しい深まりを見せていることですね。
恐らくこういう中東介入の具体的なシナリオは、私は今度が初めてだと思います。つまり中東介入、イランの人質事件、それへ介入というアメリカの方針があって、海兵隊がその部隊として編成されるという計画がこういう形で具体化されるわけですね。それを、そういうことは一切知らされないのがあたりまえでございます、日本の全領土、全国民を預かっている政府が、そんな重大なことをやられているのに何の通知も受けない。