1985-04-03 第102回国会 参議院 内閣委員会 第8号
政府の資料、中西さんのところの諮問機関の資料を見ると、まず石川貫之元空幕長、それから内田一臣元海幕長、中村龍平元陸幕長、桃井真、防衛庁の研究所の所長であった。 こういうふうに防衛庁の内局と制服の最高幹部のポストにあった人が政府部内の国務大臣の委嘱を受けてレポートを出している。その中に、解釈の問題ではなくて、明確に国会決議に反する軍事面の偵察衛星、宇宙通信、こういう問題を提起されている。
政府の資料、中西さんのところの諮問機関の資料を見ると、まず石川貫之元空幕長、それから内田一臣元海幕長、中村龍平元陸幕長、桃井真、防衛庁の研究所の所長であった。 こういうふうに防衛庁の内局と制服の最高幹部のポストにあった人が政府部内の国務大臣の委嘱を受けてレポートを出している。その中に、解釈の問題ではなくて、明確に国会決議に反する軍事面の偵察衛星、宇宙通信、こういう問題を提起されている。
自衛隊の配備は、陸上で言うなら三分の一は北海道、もし北海道にソ連が上陸したらどうなるかということは、中村龍平さんなんかやっている、海原さんもそうだ、すべての本はそういうことで組み立てられている。いま海軍の潜水艦をどうするかというP3Cの問題も、ソ連の潜水艦が日本の周りに来ているからこれを一体どうするかということになっている。だから、あなた方は文章で書けば脅威がなくて仮想敵がない。
私はだから、そういうことが別な言葉で言うと一朝有事、一朝有事という言葉で、私は余り勉強していませんが、いまここに持っております「路度線はどうなる」というこの本で、かつて統幕の議長をやった中村龍平さんの文を読んでもほとんどそうです。朝鮮で何か起きるのも背後に中ソがどうだとこうなっている。それから、そのほか私は集められるだけ集めて読んで見ると、全部ソ連が仮想敵国だ。
これは元陸幕長中村龍平、元海幕長内田一臣、元空幕長石川貫之、こういうそうそうたるあなた方のOBがお書きになったものであります。その本の三百二十ページを読みますと、「日本海には空母ははいらないでしょうかね。」という質問に対して石川さんは「日本海には絶対はいりませんね。」こう言っておるのです。これは少し軍事戦略、戦術を心得る者なら当然のことなんです。いざ戦端が開かれれば日本海はソ連の海になる。
私はきのうから非常に興味深く読ましていただいた「防衛庁ビッグ4との対談」ということで、いまはもう去っていかれた方もいらっしゃいますけれども、陸幕長の中村龍平さんという方が、何よりも国民の命を守ることが目的ですよと、こう言い切っていますがね。まあいろんな意見がありますから、私は何かそういうところをまとめた一つの方針というのをほしいんです。聞かしていただきたいんですがね、いかがでしょう。