1954-02-26 第19回国会 衆議院 文部委員会 第9号
安井曽太郎、梅原龍三郎、岸田劉生、中村不折の絵もありましたが、そうした初期の日本の洋画壇の大先輩の絵を見て、いろいろ理論を言つてはおりますが、日本の洋画というものはあまり進歩しないものだという気持すら感じたほど、りつぱな絵でございました。
安井曽太郎、梅原龍三郎、岸田劉生、中村不折の絵もありましたが、そうした初期の日本の洋画壇の大先輩の絵を見て、いろいろ理論を言つてはおりますが、日本の洋画というものはあまり進歩しないものだという気持すら感じたほど、りつぱな絵でございました。
それは社會黨の控室にかかつております荒木十畝さんの「窈冥」、それから豫算委員室にかけてあります徳岡神泉の「菖蒲」社會黨の第八控室にかけてあります中村六三郎さんの「三井寺」民主自由黨の控室にかかつております太田喜二郎の「桑つみの繪」、副議長のところにあります小さいもので中村不折の「小雨の渡し」この五點の繪黨は非常に優秀なものでありまして、展覽會の方へ出すことに決定をいたしました。