1976-05-12 第77回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
実は貝島炭砿株式会社の件でありますが、この炭鉱は昭和三十七年、炭労が政転闘争をいたしましたときに、炭量があって、まだ十分、操業できるけれども、とりあえず資金がなくて閉山のやむなきに至る炭鉱を何とか救いたい、こういうことで昭和三十八年に合理化法を改正いたしまして、いわば開発銀行から中期運転資金を出すことになったのであります。これが貝島炭砿が第一号でありまして以来十三年を経ております。
実は貝島炭砿株式会社の件でありますが、この炭鉱は昭和三十七年、炭労が政転闘争をいたしましたときに、炭量があって、まだ十分、操業できるけれども、とりあえず資金がなくて閉山のやむなきに至る炭鉱を何とか救いたい、こういうことで昭和三十八年に合理化法を改正いたしまして、いわば開発銀行から中期運転資金を出すことになったのであります。これが貝島炭砿が第一号でありまして以来十三年を経ております。
それから、中期運転資金についても、やはりそういうふうな関係がございます。大きくくくって言いますと、いかにも共通しているように見えますけれども、今回の融資対象に加えました以外の分野について、なお低利資金貸し出しの固有の分野が相当大きく残っているというふうな関係に実はなっているわけであります。
今回の融資対象を拡大いたしましたものが、たとえば中期運転資金でありますとか、あるいは環境整備資金が、はたしてどの程度融資の実績を示してくるかといったようなことによっても、融資ワクが将来変わってくるわけでございますので、現在のところは、大体従来御案内のように百億あるいは五十億といったようなことで、毎年資金ワクを増加してきております。
そこで、伺いたいのでありますが、今回の改正で、言うならば中期運転資金のような形のものが一部認められました。これは別に悪いことではありませんが、その内容をもうちょっと広げる必要があるのではないか。
昨日も申し上げましたけれども、今回新しく中期運転資金を取り入れましたのは、従来の施設あるいは家畜その他について、いわゆる施設資金を貸し出しておりましたが、それは主として施設の新設に要する資金、あるいは家畜の導入に要する資金のみを貸し出しておる、こういう関係になっております。
いま言ったような矛盾があるから、短期のものだから、今度の中期運転資金というものには入らない——あなた方がいわゆる選択的拡大で奨励をしておられるものについて、そういう画一的な原則を押し当てられること自体が、私は間違いではないかと思うのですよ。これはなるべく近い将来に検討されますか。要するに、この即物的な金融の原則で、農家経営全体としての総合的なとらえ方というものがない。
○丹羽(兵)委員 そうしますと、こまかいことになりますが、法律改正の二点、三点、四点柱が立っておりますけれども、まず第一に、坂村さんもお尋ねございましたが、果樹資金とか家畜資金の充実ということについて、いままでは家畜の購入に必要な資金だとか、こういうことを規定されておったのでありますが、今後は中期運転資金というたてまえから、育成に要する資金というところに踏み切られた、前進されたと思います。
○森本政府委員 中期運転資金の果樹その他の永年作物の範囲でございますが、現在のところ考えておりますのは、果樹はその種類は問いません。それから茶とかあるいは桑、従来近代化資金で植栽資金を貸しておりました永年作物の種類程度にいたしておきたいと思っておるわけでございます。