1984-08-07 第101回国会 参議院 本会議 第29号
国民もまた、審議の非公開、守秘義務の裏側に潜む中曽根流教育改革に危険性を抱いているところであります。 反対の第四の理由は、臨教審を隠れみのとして、当面解決、改善を求められております諸問題の先送りであります。 今、国民が求めているのは、四十人学級の凍結解除、マンモス校、過大学級の解消、私学助成などの教育環境の整備拡充を図ることであります。
国民もまた、審議の非公開、守秘義務の裏側に潜む中曽根流教育改革に危険性を抱いているところであります。 反対の第四の理由は、臨教審を隠れみのとして、当面解決、改善を求められております諸問題の先送りであります。 今、国民が求めているのは、四十人学級の凍結解除、マンモス校、過大学級の解消、私学助成などの教育環境の整備拡充を図ることであります。
このように、国民の参加や国民への公開が保障されない本法案は、教育が直接国民全体に対して責任を持って行われるべきであるとした教育基本法の精神に反するものであり、教育の荒廃を憂い真の教育改革を求めてやまない国民に対する欺瞞であり、我が党がかねてから指摘してきた中曽根流教育改革の重大な危険性がここに露呈したと言わなければなりません。