1978-06-05 第84回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第16号
次は、四月の段階で、原子力研究所の中島研究員の賃金カットにかかわる問題で若干の質問をいたしましたが、あのときは研究所からの参考人もお呼びしてなかったんですけれども、どういう大筋の質問を行ったかということは御存じですね。
次は、四月の段階で、原子力研究所の中島研究員の賃金カットにかかわる問題で若干の質問をいたしましたが、あのときは研究所からの参考人もお呼びしてなかったんですけれども、どういう大筋の質問を行ったかということは御存じですね。
原研から長崎県の「むつ」安全性に関する研究委員会に、知事の委嘱を受けて出席をしました中島研究員、この研究員が数回にわたって研究委員会に出席をいたしておりますが、この中島研究員は特別休暇の申請を出して出席をしておるのにもかかわらず、賃金カットの処分をしたという点であります。中島委員は原子力船「むつ」の安全性について疑問を持っておる一人であると私は伺っているのであります。
○前田国務大臣 先刻来のいろいろな問答を私、聞いておりましたら、発表された中島研究員のその論文のうちに、事実に反したといいましょうか、そういう点があるというふうな御指摘であったわけでありますが、私は中島研究員もなかなか勉強家だと思います。しかし、これは原子力研究所という一つの組織でありますので、その組織の人として何らかのチェックを受けるということはやむを得ないんじゃないか。
しかも、この中島研究員に対する処置は、私が聞いたところによると、これはまあ懲戒ではございませんで、いまも山本理事長が話しておりますが懲戒ではないと、厳重注意であると。