1955-06-21 第22回国会 参議院 運輸委員会 第19号
そこで高松地方検察庁の中島検事正は直ちに、中田次席検事並びに通山検事を帯同し、専務官を三名連れまして、現場に急行をいたしまして預場の状況を検問したのであります。 その結果、同日午前六時五十六分ごろに、香川県香川郡雌雄島女木島西方の沖合におきまして、この紫雲丸と貨車航送船の第三宇高丸が衝突し、紫雲丸は午前七時ごろ沈没して、当務船長の中村正雄氏は殉職した。
そこで高松地方検察庁の中島検事正は直ちに、中田次席検事並びに通山検事を帯同し、専務官を三名連れまして、現場に急行をいたしまして預場の状況を検問したのであります。 その結果、同日午前六時五十六分ごろに、香川県香川郡雌雄島女木島西方の沖合におきまして、この紫雲丸と貨車航送船の第三宇高丸が衝突し、紫雲丸は午前七時ごろ沈没して、当務船長の中村正雄氏は殉職した。
この関係につきましては、現地の小坂高松高検検事長並びに中島検事正及び地検の幹部が、全力を上げて捜査しておるのでございますが、これに加えまして十三日、私どもの長戸刑事課長、最高検から佐藤検事が現地に出張いたしまして、現地でつぶさに事情を聞きながら、捜査の指揮に当っておるわけでございまして、明日一行がこちらに帰る予定になっておりますが、帰りますと、その間の事情がはっきり判明すると存じます。
現地には小坂検事長、中島検事正等の有能な監督官がおりまして、捜査にはおそらく時期を失せず遺憾なく遂行すると考えますが、ただいま法務大臣からも御言明がありました通り、事情のいかんによりましては法務省刑事局もしくは最高検から現地に係官を派遣いたしまして、さらに迅速な捜査の完了に努めたいというふうに考えておる次第であります。