1964-04-21 第46回国会 参議院 商工委員会 第22号
○政府委員(加藤悌次君) 先ほど御説明が足らなかったかと存ずるわけでありますが、今度の事業団が行ないますところの精密地質調査と申しますのは、ある一定の地域にいわゆる絨毯ボーリングと申しますが、当該地域が現に稼行されているといないとにかかわらず、有望な地域についてボーリングをおろす、こういうことでございますので、結果的に現在稼行してない中小鉱業権者の持っている鉱区がもしその地域内にあるとすれば、そこにもまた
○政府委員(加藤悌次君) 先ほど御説明が足らなかったかと存ずるわけでありますが、今度の事業団が行ないますところの精密地質調査と申しますのは、ある一定の地域にいわゆる絨毯ボーリングと申しますが、当該地域が現に稼行されているといないとにかかわらず、有望な地域についてボーリングをおろす、こういうことでございますので、結果的に現在稼行してない中小鉱業権者の持っている鉱区がもしその地域内にあるとすれば、そこにもまた
○木村(三)政府委員 御質問の共同探鉱に対する今までの会社のやり方について具体的に申し上げますと、ただいまお話が出ましたように、中小鉱業権者からの共同探鉱の申し込みといいますか、調査してくれという申し込みが五十三件ございました。
やはり中小鉱業権者が、今度のように打ち切りになりますと、それから先は未発生のものや、鉱害の原因のわからないものを後日、私は今の経営者の財政からいきますと、払っていただけるとは予想ができません。そこに私どもは非常な大きな不安を持っておりまして、計数はわかりませんが、今問題になっておりますのは、鉱害の原因のわからないもの、未発生のものが主として大きな係争を起こしておるということでございます。
また被害者の利益を確保するという点からいえば、安定性の比較的乏しい中小鉱業権者あるいは租鉱権者を相手とするよりも、国の特別助成による方が一層得策であり、野党の修正案より一歩進めたものといわざるを得ない。従つてこれをあくまでも鉱業権者に負担せしむべきであると固執するのは、反対せんがための反対にすぎないではないかというのが自由党側の主張であります。
最後に申し上げたいことは、ほんとうに被害者に同情し、被害者の真の利益を願うならば、安定性の比較的低い中小鉱業権者や租鉱権岩を相手とするよりも「国の特別助成によることを得策とすることは、三才の童子といえどもなおよくこれを即断するに躊躇しないところであります。
それに関連いたしまして、鉱業権者の中にも御承知の通り大手筋と中小鉱業権者とありまして、鉱害地の復旧の問題あるいは鉱害賠償の問題で一番問題を残しておりますのは中小鉱業権者で、この中小鉱業から生ずる鉱害についての補償が十分に行われていないというところが、大鉱業者の負担により多くを転嫁せしめなければならない結果になつております。