1974-03-20 第72回国会 参議院 予算委員会 第13号
ただいま先生が御指摘になりました百五十日というのは、実はいま初めてお伺いしたわけでございますが、特に、昨今のように金融の引き締めがきいてまいりますと、そのしわ寄せを中小機屋に及ぼすといったようなふらちなこともあり得るかと思います。実情を十分に調査をしながら、その結果において対処してまいりたいと考えております。
ただいま先生が御指摘になりました百五十日というのは、実はいま初めてお伺いしたわけでございますが、特に、昨今のように金融の引き締めがきいてまいりますと、そのしわ寄せを中小機屋に及ぼすといったようなふらちなこともあり得るかと思います。実情を十分に調査をしながら、その結果において対処してまいりたいと考えております。
当初は、一つのグループの平均台数が五十六台ということを目標にしておったのでありますが、四十六年度末までにおきましては、まだグループ化いたしましたグループの平均台数が四十台程度でございまして、なお中小機屋のグループによる集約化ということを進めたいと、かように考えておる次第であります。
最近、この中小企業、機屋さんの不況、私たちも福井、石川その他に参りまして、いろいろ調査して、よくその結果はわかっておりますけれども、このようなこの繊維問題、またその前からの金融問題、それに引き続いての日米繊維問題、そういうことから非常に中小機屋等の不況が顕著でございますけれども、あなたのほうで、どのようなところで非常にそのような不況があらわれておるという実態というものは、どのくらい掌握しておられますか
化合繊を中心とする中小機屋は対米輸出の消長によって操短を余儀なくされておりますが、中小企業倒産の最も多い比率を占めているのが常に繊維関係であります。そこで、対米輸出の八割を占めている北陸三県の繊維倒産が常に全国平均を上回っているのであります。
特にこれも全然町放しになっておるわけではなくて、たとえば毛の相場の問題にいたしましても、下がってきますと、毛振会の底入れが入ったり、上がって参りますと、二千円のストップ令が出たり、いろいろ制限があるといえばいえますけれども、納会期日寸前になって、一日に三百円も四百円も上下の変動がはなはだしくなりますと、中小機屋、特に加工度の高いことを要求される輸出製品を専門に扱っておるまじめな機屋が、この糸の相場のために
ですから、実情に合わないというのも、こういうところからも出て参りますけれども、これはそもそも繊維業者の健全な運営といいますか、業界の安全弁のためにつくられたようなものであるにかかわらず、最近では繊維業者以外の外部の人々の、極端にいえば投機の対象になっておるような感さえするわけでありますから、御研究下さるときには、こういった面を十分御判断下さいまして、繊維業者、特に中小機屋の将来の安定のためということを
このような不況の長期化に伴いまして、企業の採算と資金繰りは悪化いたしておりまして、綿スフ関係の中小機屋が特に困っております。従って、雇用情勢も悪化しておりまして、大阪における求人求職のバランスは、今年五月が一人当りの求職者数は三・九人となっており、昨年五月の二・三人を上回っております。失業保険の受給者数も昨年の六割増という状況であります。
中小機屋の苦境は、糸高製品安という言葉が端的に表わしておるのであります。中小機屋は何ゆえ割高の糸を買い、安くしか織物が売られないのでしょうか、これらの機屋は工賃さえ満足に払えない赤字生産を続けておる。さらに機屋は通常三十日の手形で糸を買い、四十五日ないし六十日間の手形で織物を売っておる、こういう現状である。全く自転車操業であります。
そういう人のために結局人絹の値段が不当に上つて、しかも中小機屋の企業者が困るということは非常に好ましくないことでございまして、できるだけ適正な値段におちつかすということが必要なわけであります。
○政府委員(記内角一君) 今大きな商社のほうに金融を考えて中小のほうを考えていないじやないかというお話でございましたが、現在の取引段階を見ておりますというと、機屋の金融をつけましても肝心のでき上つた製品が、商社の不安のために活溌な荷捌きができないというような事情が相当あるようでございまして、結局商社の立直りを見なければ中小企業の機屋が折角作つた品物も捌けない、従つて中小機屋のほうの金融にも差障りが出
かくいたしましてそれらの問題が解決いたしますれば、一応中小機屋のほうも割当てた原糸の獲得だけははつきりできることに相成つておるのじやないかというふうな考え方を持つております。同時に又紡績は切符を提示しましてもなかなか原糸を渡さないということもこれ又事実であります。