2021-03-16 第204回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
こうしたASEAN諸国との連携を深めていくためには、個々の国との関係維持強化とともに、中小国連合としてのASEANが地域制度の中心として機能してきたことをより重視し、ASEAN統合により一層貢献するとともに、ASEANを中心とするアーキテクチャーの活用を今後も一層図っていく必要があります。
こうしたASEAN諸国との連携を深めていくためには、個々の国との関係維持強化とともに、中小国連合としてのASEANが地域制度の中心として機能してきたことをより重視し、ASEAN統合により一層貢献するとともに、ASEANを中心とするアーキテクチャーの活用を今後も一層図っていく必要があります。
そもそも、なぜ、冷戦が終わった後の一九九〇年代、二〇〇〇年代に急速に様々な制度がアジアにおいて形成されたのか、そしてその中でASEANがそれなりの大きな影響力を発揮できたのかというのは、ASEANは中小国連合ですから、ほかの大国に比べれば国力の差というのは明らかで、そういう中で中小国連合であるASEANがそれなりのイニシアチブを発揮するという形が取れたのはなぜか、そしてこのような制度が形成されたのはなぜかというと