1954-02-12 第19回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
○小林政夫君 まあそれがあるから中小企業融資部門を分けて中小企業金融公庫でやつて行く、こういう経緯から考えても、開銀融資というのには中小企業融資は入らん。現在その開銀と市中銀行との肩替りの場合においては、やはり中小企業の範疇に入らないものの肩替りが行われておる。
○小林政夫君 まあそれがあるから中小企業融資部門を分けて中小企業金融公庫でやつて行く、こういう経緯から考えても、開銀融資というのには中小企業融資は入らん。現在その開銀と市中銀行との肩替りの場合においては、やはり中小企業の範疇に入らないものの肩替りが行われておる。
○小林政夫君 只今承わりますと、次期国会において我々の趣旨に副う意味において商工中金の改組を考えておる、こういう御答弁でございますが、その商工中金の改組ということには、先般の当委員会において、質疑の過程において私はそのアイデアを示したのでありますが、そもそも開発銀行が見返資金の私企業扱資の債権を継承する際に、中小企業融資部門は開発銀行が継承することは本来の筋ではないので、商工中金が継承すべきが筋じやないか
これは我々も本来開発銀行の中小企業融資部門というものはその当初において見返資金の中小企業融資を開銀が引き継ぐときに商工中金においてやるべきであつたという考えを持つておりますし、非常にいい考えになつておるので、一応それでは責任ある者がこの当委員会で必ず次の国会においてはこういう構想によつてやるからという発言をするならばこの開発銀行法の改正については考えてもよろしいということで、大臣が出て発言をするかどうか
併し一応今そういうことで滑り出したので、その折角中小企業金融部門ができたとすれば、将来は私は何らかの形において分離するのが筋だと思いますが、この中小企業に限つて開発銀行が長期運転をするのを扱うということならば、全体の開発銀行としての建前を崩すわけでもないので、中小企業融資部門ができたということがすでに開発銀行としては或る意味においてはすつきりしない点なんですが、そういうことをやつている範囲においては