1958-06-25 第29回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
今大臣の御答弁によると、そんなことをやらぬでも何とかやっていけそうだ、こういうのでありますけれども、私は、財政法上の疑義をそのまま無視して、ほおかむりで、そうしてこういう立法を行うような冒険をあえて避けて、できることなら、このような労働情勢、それから中小企業窮乏の実情等をそのままこれを参酌して、ここに適切な施策、なるほど二百二十何億というような金は大した金ではございませんでしょうけれども、しかし、これを
今大臣の御答弁によると、そんなことをやらぬでも何とかやっていけそうだ、こういうのでありますけれども、私は、財政法上の疑義をそのまま無視して、ほおかむりで、そうしてこういう立法を行うような冒険をあえて避けて、できることなら、このような労働情勢、それから中小企業窮乏の実情等をそのままこれを参酌して、ここに適切な施策、なるほど二百二十何億というような金は大した金ではございませんでしょうけれども、しかし、これを
そこで、私たちが研究の結果到達いたしました結論は、今日のこの中小企業窮乏の原因を、次のごとくに分析をいたしました。その一つは、大企業の側から来たる圧迫、その一つは、中小企業の弱きもののもたらす習性が、いつしか過当競争にみずからを陥れて、そのことによって出血営業等が行われて、それが今回の中小企業窮乏の一大要因をなしておる。
中小企業窮乏の実態は、あなたは何らこれを重視する必要はないと考えられておるか、繊維産業に現われてきたところの、この破産、倒産続出の現象を、わが国の経済の基調に何ら変化をもたらしていないということをなおかつ断定できるのであるか、重ねて御答弁を願いたい。
ここに、自由経済の進展は、おのずからその競争を激化せしめ、さらに、中小企業の持つ弱き者の習性が、いつしかこの競争を、経済ベースを離れて過当競争にかり立て、これが今日の中小企業窮乏の一大要因となっておるのである。
こういうような問題がやはり中小企業窮乏の一原因となつており、しかも物資流通秩序を確立いたしまする点からは、きわめてまずい結果を招來していると思いまするが、この点について、商工大臣は是正なさる御用意ありやいなや。