2007-06-14 第166回国会 参議院 財政金融委員会 第17号
昨日の参考人質疑では、山浦参考人の方から、一匹オオカミとか、士の気質、体質を持ち続けたまま中小事務所の統合で大きくなったという経緯から、様々な運営とか監査の業務において統一性といったものが欠如したと、そういうことから縦割り意識の弊害がもたらされたのではないかというふうな指摘があったわけであり、また藤沼参考人の方からも、同趣旨の東京と大阪の事例を出しながら、この点についての言及がございました。
昨日の参考人質疑では、山浦参考人の方から、一匹オオカミとか、士の気質、体質を持ち続けたまま中小事務所の統合で大きくなったという経緯から、様々な運営とか監査の業務において統一性といったものが欠如したと、そういうことから縦割り意識の弊害がもたらされたのではないかというふうな指摘があったわけであり、また藤沼参考人の方からも、同趣旨の東京と大阪の事例を出しながら、この点についての言及がございました。
協会も、大手法人だけではなくて、中小の事務所につきましても、先ほどの中小事務所等施策調査会の下に、中小事務所の代表者が集まる協議会をつくって、その中で事務所の品質管理体制が着実に改善するような指導を行っております。 以上でございます。
それと、また中小事務所の支援ということを協会考えておりまして、中小事務所等施策調査会というものを設置いたしまして、中小事務所の代表者の方に集まっていただいて、そこでは積極的にそういうような自分たちでも対応できる事務所の獲得と業務に集中するようにと、集中するような体制を取ってほしいというようなことはメッセージとして出しております。 以上でございます。
それとあと、自主規制の大事なことは、特に先ほど中小事務所のことについてお話ししましたけれども、やはり監査の現場に行って、監査事務所に訪問していろんな問題点を発見すると、中小事務所自身がどういうことをしたら業務改善できるのか、そのツールを協会で準備してやらないといけないんですね。そういうふうにしないと、やっぱり中小事務所の監査のレベルもアップしていかないんですね。
○参考人(藤沼亜起君) 日本の中小事務所の問題というのは、これは海外比較しても、海外でも寡占化はしていますけれども、多分日本の方がもうちょっと悪い状況ではないかというふうに思っています。
ただいまの中小事務所については、確かに監査人の数が中小事務所は元々それほど多くないということでございます。今、公認会計士協会でレビューを対象している監査事務所、個人の事務所も含めてレビューの対象になる事務所は四百七十五の事務所があります。十社以上の上場会社を監査している事務所は十七事務所、これ四大法人も入るわけですけれども、あと五社以上の上場会社を監査している監査法人は四十六となっております。