1980-02-20 第91回国会 衆議院 商工委員会 第3号
そこで、公取委員長にお伺いしますが、最近の報道で中央繊維興業というのが昨年暮れあたり倒産したということを聞いておるわけですが、その原因というのは紳士服の売れ行き不振で返品が殺到している、大量の在庫を抱えているためだ。ところが、この返品の大半というのがいわゆるPB商品である。
そこで、公取委員長にお伺いしますが、最近の報道で中央繊維興業というのが昨年暮れあたり倒産したということを聞いておるわけですが、その原因というのは紳士服の売れ行き不振で返品が殺到している、大量の在庫を抱えているためだ。ところが、この返品の大半というのがいわゆるPB商品である。
その次にも、中央繊維と帝国製麻の問題があるし、あるいは三菱三重工の合併の問題がありますけれども、全部これを無条件で認めておる。ごく最近でわれわれの関心の深い問題としては、新日鉄の誕生があるわけであります。
そういう点で言いますと、いままで独禁法の立場でいろいろ合併の問題については、雪印とクローバー乳業、これはシエアが七〇%くらい占めてしまうという問題の大きいことではあったのですが、あるいは中央繊維と帝国製麻の問題、あるいは三菱三重工の合併の問題、これはいずれも非常に問題が大きかったのでありますけれども、これは全部公聴会をやっただけで合併というものは認められてしまったというあとに出てきたのが富士鉄と八幡
それから中央繊維と帝国製麻、あるいは三菱三重工というものは相当問題が多いわけでありますけれども、これも公聴会だけで合併を認めておるというようなことで、自民党からの御質問によりますと、合併を阻止する前提でやっておるんじゃないかという批判的な御意見が多かったわけでありますが、私どもから言わせると、無条件的に合併を認めて今日に至っておるというのが実態ではなかったか。
いままでも雪印とクローバーの合併とか帝国繊維と中央繊維ですか、こういう合併がありますが、いろんな合併がありましたけれども、正式に審査手続あるいは審判の手続、こういうことになれば、おそらくこれは発表せざるを得ないと思いますが、そういうものでなしに、事前審査の経過、十カ月やられてきたこういう経過についても、企業の秘密に属することはこれはおそらく発表できないだろうと思います。
中央繊維と帝国製麻、これも合併しています。いままで合併していなかったからそんな内示を与えるところまでいかなかった、途中で相談に来たのをあきらめた、そんなことを言うものではありませんよ。ひとつこれははっきりしてください。
そこで、過去に合併を許可いたしました中央繊維と帝国製麻あるいは北海道におけるところの雪印乳業とクローバー乳業、こういうふうなものに対しても内示を過去に与えた例はだいぶございますか。
次いで中央繊維と帝国製麻、あるいは三菱三重工というものも全部無条件で合併を認めておるというようなていたらくです。これで一体公取委員会の存在の理由があるだろうかというようなことすら国民の間から批判が出ておるということを、ひとつ十分考えの中に入れておいてもらわなければ、私はこれから困ると思うのです。
それから、帝国繊維株式会社が、帝国製麻株式会社、中央繊維株式会社及び東邦レーヨン株式会社に分割されましたが、そのうちの帝国製麻と中央繊維が合併をいたしまして帝国繊維株式会社となっております。それから、先ほどお話がありました三菱三重工が合併いたしまして三菱重工株式会社になっております。
しかし、そのときには、中央繊維と帝国繊維は合併いたしましたけれども、日本繊維はこれに対して合併をしなかったのであります。私はあのときに、ちょうど北海道の亜麻耕作の公述人として、実は代表で中央において証言をしたことがあります。しかし、そのときには、日本繊維は参加しなかった。
うというのはちょっといかがかと思うのですが、しかし相談がありました場合に——アメリカなどでは、出してみろ、そしておれたちがやるんだというような態度をとっているような話も聞きますけれども、はっきりこれは無理だというのがあれば、これは一応委員会としての正式な意見ではないけれどという程度の条件で話をすることはあるわけですが、過去におきまして、私の聞いております範囲におきましては、この間もちょっと申し上げましたが帝国製麻と中央繊維
過去においてのことは私あまり詳しいことは知りませんが、書類に残っている限りにおきましては、御承知のように帝国製麻と中央繊維ですか、あれが合併になりましたが、これは麻関係を一応独占するような姿、しかしあの数年前に一応の話がありまして、そのときにおきましては、委員会として、これは正式な申請があってもだめだぞと言って断わった。
従来この制限に、禁止に触れるか触れないかというようなことで取り上げました問題に、まあ具体的な例としましては繊維の会社、中央繊維と帝国繊維の合併がございましたけれども、この場合には麻そのものが非常に斜陽化して繊維の部面におきまして麻だけを取り上げるのはおかしい、合繊その他非常に競合する商品があるということで、それらを合わせますと非常に比率が低くなっているということで、合併差しつかえないというふうに扱った
そこで、本件について、公取の委員会の中で公述人がそれぞれ述べておることは、久保社長、当時中央繊維の社長でありましたが、現在の社長が述べておるのは、「最後に合併いたします両社の従業員にとりまして、合併は企業の基礎を強固にいたしまして、今後の発展を目的とするものでありまして、このような積極的な合併でございますから企業縮小の懸念は少しもないことを強調いたしたいのであります。」
これは帝麻あるいは中央繊維が合併前には、原料工場だけで五つすでに閉鎖をされておる。また、合併後においては、わずか三年の間に三つの原料工場がすでに閉鎖をされてしまった。今度新たに提案されておるのは、標茶の原料工場と帯広の原料工場を閉鎖する。一方において、日繊の方は美幌の原料工場を閉鎖するという方針が出されておるわけです。
しかも、これは中央繊維と帝麻が合併した後、六〇%の占有率を占めているわけです。しかも、この亜麻生産は、会社と農民が契約栽培をするわけです。従って、帝繊あるいは上位四社の計画、経営の方針というものが、この亜麻産業、その作付等に及ぼす影響はきわめて重大だ、このように私は理解をするわけです。従って、一方においては、亜麻生産についてはこれは将来倍に生産量を拡大する。
でございますから、これなりでいきますと、会社を廃止する廃止せぬは別にして、全く事業というものは非常に不振になるだろうと思っておりましたが、きょうび聞きますると、中央繊維と合併されるというのでやっておるようでございますが、合併するせぬは別で、そういうものにはこだわりませんが、亜麻というものが全く安くなって、採算が全然合わなくなりますると、きょうびは作らなくなります。
たとえば中央繊維並びに帝国製麻は、たしか二十四年でございましたか、集中排除法によりまして分割になったわけでございますが、その際には、まだ今のような合成繊維というのは出現しておりませんので、相当強い会社であったわけでございますが、その分割いたしますときに、今まで一つの会社でございましたので、工場はそれぞれ番手による特性を生かしながら動いておったわけでございます。
○説明員(佐藤基君) 今の問題、ごもっともな御質問で、その点をあらかじめ説明しないとおわかりにならぬかと思いますが、便宜、私からお話ししたいと思いますが、これは中央繊維会社という資本金五億です。それから帝国製麻、資本金七億二千万円。この二つの会社が合併したいと、こういうわけなんです。
○芳賀委員 次に、中村さんにお尋ねしますが、この帝国製麻、中央繊維の資本構成を見ると、いずれも主要な株主が相通じておるわけです。この点は調査されておるのですか。帝国製麻の場合は、一番大きな株主は富士銀行であります。富士銀行というのはかっての安田銀行ですね。
○芳賀委員 お尋ねしますが、この中央繊維並びに帝国製麻は、これはかつて集中排除法によって分割された歴史を持っているわけです。従って、これらの会社が合併するということは、かつて集中排除法によって分割された会社がまた復活して集中度を高めるというようなことになると思うのです。
○芳賀委員 公取委員会にお尋ねいたしますが、今般帝国製麻並びに中央繊維の両者が合併を目的として公取委員会に合併の申請書を七月二十五日に提出したことをわれわれは承知したわけでありますが、この点に対しまして、まず第一に公取側から、両者の合併の趣旨、目的並びにこれに対する公取委員会としての審理の方針等について概括の御説明を伺いたいと思います。