1977-03-29 第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
○吉岡(孝)政府委員 戦時中に国民から供出されました金でありますが、それを扱っていた機関としましては交易営団とか中央物資活用協会等があったわけであります。それらが回収しました総量が幾らかというのは、先ほど申し上げましたように現在、記録がないわけであります。
○吉岡(孝)政府委員 戦時中に国民から供出されました金でありますが、それを扱っていた機関としましては交易営団とか中央物資活用協会等があったわけであります。それらが回収しました総量が幾らかというのは、先ほど申し上げましたように現在、記録がないわけであります。
それからこの交易営団、中央物資活用協会から返還請求のございましたもので、証拠書類不備なために認定できなかったものがあるわけでございますが、それにつきましては、第二十一条の第三項に規定がございまして、やはり国に帰属しましたもの、大体これは交易営団あるいは中央物資活用協会の回収品というふうにみまして、それに当時の買い上げ代価を乗じたものを限度にしまして、当時の交易営団あるいは中央物資活用協会等が取得したと
○説明員(上国料巽君) ただいま御質問ございましたとおり、交易営団並びに中央物資活用協会等の戦時中の回収機関の回収しました分は、先ほど申し上げました処理法の第二十条の規定によりまして、すべて国庫に帰属するということになっておりますし、いまだかつて戦時中供出されたものに対して返還した事例は一件もございません。
特に、大宗をなすものが、戦争中にダイヤを回収いたしました交易営団、中央物資活用協会等のものが多うございますから、そうした機関の持っております帳簿、それから旧軍関係のものが多いわけでございますが、そういう旧軍関係の記録その他と照合いたしまして、その間にたいした食い違いはないというふうには考えております。
なお、戦時中に貴金属等の回収に当った交易営団や中央物資活用協会等は、政府機関ではなく、民間団体であるから、これらのものが接収された貴金属等を国に帰属させるならば、同じく民間の法人や個人の分も国に帰属させるのが当然だという見解もありますが、これは、戦時中の供出と戦後の接収とを混同した議論であります。
○平林剛君 そうすると、お話のように、第二の「交易営団及び中央物資活用協会等が当該物件買上げのため受けた損失については、これを立証せしめた限度内において補償すること。」、これは法律案の中に大体書いてあるから、その趣旨は尊重されているのである、第四の「その資金を戦争犠牲者等のために支出すること。」
二、交易営団及び中央物資活用協会等が当該物件買上げのため受けた損失については、これを立証せしめた限度内において補償すること。三、国家の所有に帰したこれらの物件は適宜に換価処分すること。但し、現品の評価についてはそれぞれの専門家によって再調査すること。四、換価処分による収入金をもって特別会計を設け、その資金を戦争犠牲者等のために支出すること。
はないように思いますが、二の「交易営団及び中央物資活用協会等が当該物件買上げのため受けた損失については」云々は、これは二十条に出ているのでございます。
そこで、当委員会では、法律上の見解を求めるため、東京大学の我妻、横田、杉村の三教授を参考人として出頭を求め、その意見を聴取したところ、各参考人とも、ダイヤの所有権を国家に帰属させ、交易営団、中央物資活用協会等に対しては、ダイヤ買上げによつて生じた損失を補償するような立法措置を講ずるのが一番妥当適当であろうとの結論であつたのであります。
恤兵品ももちろんありましようし、買い上げた品物もあります、あるいは交易営団、中央物資活用協会等から買い上げたものもあるのでありまして、すべてが混淆してしまつております。そこで、交易営団対国家というものの解釈を明らかにすると同時に、中央物資活用協会というものと国家というものの関係も明らかにして行かなければならぬわけであります。
中央物資活用協会等が買い上げる途中において、こういうものが横流れをして流れておるものか、お宅の店にあるものがそうだと言うのではないのですが、たとえばこの三つのルート以外には、日本の国内に今日ダイヤモンドが散乱しておるわけはないと思いますが、そのほかにどつかからダイヤが入るようなルートがありますか。
○石田証人 先刻も委員長からの御質問に対しましてお答え申し上げたのでございますが、二十六年の六月に引渡しを受けました当時におきまして、その保管を命ぜられましたところのダイヤモンドが、今お述べになりましたように、交易営団、中央物資活用協会等から接収されましたものを含んでおるということは、当然われわれといたしましても推定をいたしたところでございます。
ちよつと時間の関係がありますから、少しお伺いするのが前後しますが、当時営団の再鑑定人として鑑定室においでになつて、営団の買い上げたもの、すなわち百貨店等ですね、それから中央物資活用協会等で買い入れたもの、こういうものはことごとく装飾用のダイヤであつたはずでありますが、その総数は、鑑定主任でありましたあなたは御存じのはずだと思いますが、どのくらいあつたとお思いになりますか。
むろん買入れは、営団においては代理店である全国七箇所の支所、あるいは中央物資活用協会等の代行機関をして買わしめるとか、いろいろの手は打ちましたが、私が松屋の本店長でいらつしやるあなたにおいでを願つてお聞きするのは、他の買入れをしましたデパートにも、やはり関係が生じて来るのであります。と申しまするのは、先ほどあなたの方から、買入れの総数について九千百十五カラツト九十二というお話がありました。