1993-11-12 第128回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第16号
私の個人的な考え方も踏まえて言いますと、これは全般的に政党政治のあり方からスタートしたと思いますけれども、どうしたって現実的には、先ほど清水先生からお話がありましたように、平成三年度の状況で中央政党では二千億円の政治資金が使われましたが、そのうち個人的な献金というのは一〇%前半でございます。ほとんどが企業献金で賄われております。地方の場合もほとんど同様であろうというふうに推測をいたします。
私の個人的な考え方も踏まえて言いますと、これは全般的に政党政治のあり方からスタートしたと思いますけれども、どうしたって現実的には、先ほど清水先生からお話がありましたように、平成三年度の状況で中央政党では二千億円の政治資金が使われましたが、そのうち個人的な献金というのは一〇%前半でございます。ほとんどが企業献金で賄われております。地方の場合もほとんど同様であろうというふうに推測をいたします。
それから、議員にとっても、例えば無所属になるというふうなことになりますと、中央政党の公約から解放されます。というふうなことで、言うならば、公約に縛られた形で真剣に有権者に対峙していかなければならないという部分を徐々に低下させてしまうのではないかな。政治の最も大切な機能は、有権者に対する説得です。その説得を、地方政治がその力を失いつつあるのではないかな。
中央政党から地方の政党支部にお金が回ってくるというふうなことでありますので、当然それをやってまいりますと、先ほどお話の中にも出ておりましたように、中央と地方の系列化の問題も出てまいります。そこで、先ほどの政党性悪説的な考え方から言わせてもらえば、中央が地方を支配するというのはけしからぬのではないかという議論さえ出てくるかもしれません。
私どもは、時々困ることは、正直申しまして、何か中央の政党間の争いが代理戦争で県会に持ち込まれ、市会に持ち込まれて、県民、市民の当面のいろいろな仕事とは余り関係ないところでいろいろなことが停滞するというようなケースも間々あるわけでございまして、そういう意味では、一概には言えないかもしれませんが、私は、余り地方まで全部中央政党の系列に入るという事態は日本の実態に合わないのではないかというような認識を持っております
しかし、基本的には、やはり地方選挙の際におきまする中央政党の活動がどうあるべきかというような基本問題にもかかわるかとも思いますので、事柄はなかなかむずかしい面もあろうかと思いますが、多角的、多元的に検討を事務的には進めてみたい、また、各政党の御意向も拝聴いたしたいというふうに存じておるところであります。
中央政党が地方選挙に関心を持ち、その与党を勝たせたいと願うことは、これは当然のことでもありましょう。ただ、私が申し上げたいことは、地方選挙等に応援の場合は、その与党を勝たせるためには、具体的な地方政策をもって選挙民に訴え、その選挙を相争うべきが本質ではないかと私は思うのであります。
また、各地啓発委員代表から、地方自治の根幹である地方の選挙に中央政党の介入することは好ましくなく、中央政党の政策、抱負は、選挙のときではなく、平素の政治活動として行なわれるべきこと、及び、地方選挙も、その特殊性から、選挙法は別個に規定されてしかるべきではないかという意見が述べられ、婦人会代表からは、一致して、地方選挙の地域社会あるいは部落推薦に伴う種々の利益誘導、干渉、威嚇等のため、選挙の自由が保たれがたくなっていること
そういう線で私はやはり中央政党の責任が非常に重いと思うわけであります。私は総理や三木会長が国政を論ぜられる前に、まず県の状態はどうでしょうと申し上げたいわけであります。
回顧いたしまして、そのすこやかな将来の発展を所期しますためには、いろいろなされねばならぬ多くのことがあると思うわけでありますが、私は、乏しい体験でございますが、一番大事な問題は、憲法第九十三条の規定に従いまして、地方住民が選びました知事や県会議員、市町村長、市町村会議員というものは、それが、よし社会党であろうが自由民主党系であろうが、住民の意思としてこれを尊重いたしまして、そして地方自治に対して、中央政党
しかし、これをさらに精神的の面から追及をいたしますと、このたびの地方選挙くらい、市町村あるいは県等の議会議員候補者が、無所属あるいは中央政党につながりを持たないような地方政党名を使用いたしまして、中央政界にあたかもつながりはないかのように宣伝をして、自己の地位を有利にしようという考えが多かったことはなかったと思います。
○証人(平野力三君) 私共はそこで大衆党が又分裂をいたしまして、私は一時余りに離合集散が激しいので、自分の運動の基盤である山梨縣に帰りまして、一年二年か、二年か三年でありましたか、中央政党に関係なく地方に蟄居したことがあります。その時代が今御指摘の状況であつたのです。
次に、私が述べておる中央政党的な構想は、統制経済であるのか、自由経済であるのかというふうなお尋ねであつたように思います。私自身の中央政党的構想というのは、自由経済か統制経済かというような物さしでこれを考えておるのではないのであります。