1949-05-10 第5回国会 衆議院 内閣委員会公聴会 第1号
これは具体的なことを申し上げては相済まぬのですけれども、一應そういう実例を申し上げますと、安定本部の中に東京区に中央安定局があります。これなどは安定本部が手近にありますのに、別に東京だけに安定局をつくつておる。私は安定局はほとんど用がないのじやないかと思う。東京の安定局に行つて話をしたことは一度もない。
これは具体的なことを申し上げては相済まぬのですけれども、一應そういう実例を申し上げますと、安定本部の中に東京区に中央安定局があります。これなどは安定本部が手近にありますのに、別に東京だけに安定局をつくつておる。私は安定局はほとんど用がないのじやないかと思う。東京の安定局に行つて話をしたことは一度もない。
從つてそれぞれ安定局ごとに若干やり方の違いはあろうかと存じますが、まず廳舍の問題につきましては、ただちに新しく建設することは、現在の日本の國家財政の面から言いましても非常に困難であるので、主として既設の建物の借上げという方針でいくということで、各地の府縣知事その他公共團体等の御援助を仰ぐようにという方針を中央安定局に示しまして、中央安定局でそれぞれ係官を管内各府縣に派遣いたしまして準備をいたし、建物
殊に最近政府の方では物資活用委員會を中央につくつて、中央安定局の管内に置き、また外縣ごとに物資活用地方委員會をつくるように指令しておるそうでありますが、これとてもなかなか思うようにやつていない。こういうものをただ形式的に一應やるということだけでなくて、ほんとうに物資の摘發、あるいは隱退藏物資をめぐつて、これを國庫に納めるというだけの熱意があるかどうかということが非常に疑われるのであります。