1980-05-06 第91回国会 参議院 内閣委員会 第11号
周知のように、この矢野発言というのは、絹織物業者が二年間生産を全面ストップすれば、国内の養蚕農家は生糸が売れなくなり全滅する、一元輸入制度も吹き飛んでしまう、その上で中国生糸などを使って生産してはどうか、生産ストップ中の休業補償は通産省がめんどうを見るといういわば発言であったのでありますが、先ほど大臣は、これが不謹慎なものであるという抗議の意思を含めて見解を表明されました。
周知のように、この矢野発言というのは、絹織物業者が二年間生産を全面ストップすれば、国内の養蚕農家は生糸が売れなくなり全滅する、一元輸入制度も吹き飛んでしまう、その上で中国生糸などを使って生産してはどうか、生産ストップ中の休業補償は通産省がめんどうを見るといういわば発言であったのでありますが、先ほど大臣は、これが不謹慎なものであるという抗議の意思を含めて見解を表明されました。
矢野次官の三月十四日ですか京都での発言のようですが、報道されるところによりますと、全国の絹織物産地がせめて二年間生産を全面ストップさせる、そうすれば養蚕農家は生糸が売れなくなり全滅する、その上で国際相場の中国生糸などを使って生産を再開したらどうか、しかも生産ストップの間の休業補償は通産省でめんどう見てもよい、こういう御発言をしたというふうに言われているわけです。
矢野発言と言われるものは、御承知のとおり二年間生産をストップすれば養蚕農家は生糸が売れなくなって全滅する、その上で国際相場の中国生糸などを使って生産を再開したらどうか、こういうだれが見ても疑うことのできない明白な発言なわけです。この発言を暴言だという人もいるわけでありますが、私は真意そのものだと思うのです。
その上で国際相場の中国生糸などを使って生産を再開したらどうか」との“荒療治法”を提案、」。今日わが国の農産物が国際価格に比べてかなり高いものになっておるなんということは国民常識です。
その上で国際相場の中国生糸などを使って生産を再開したらどうか」、「生産ストップ中の休業補償は通産省で面倒をみてもよい」、こういう発言をしているのですね。これも官僚として、政府部内の発言としては許しがたい問題だと思うのです。大臣、これをどういうふうに感じますか。
せめて二年間生産を全面ストップをさせる、そうすれば養蚕農家は生糸が売れなくなり全滅する、その上で国際相場の中国生糸などを使って生産を再開したらどうか、そのストップの間の休業補償は通産省でめんどうを見てもよい、こういうことを言って、さらにこれをその後の記者会見で追認をしているような状況であります。この問題につきまして、農林大臣としてどういう御感想をお持ちでございますか。
これは正式には京都商工会議所が通産次官として招待して、そして言うことには、せめて二年間生産を全面ストップさせる、そうすれば、農家は生糸が売れなくなって全滅する、その上で国際相場の中国生糸などを使って生産を再開したらどうか、生産ストップの体制中は通産省で生活を見てやるというようなことを言っているわけですね。
そして、いま後半おっしゃっておりませんけれども、せめて二年間生産を全面ストップさせる、そうすれば養蚕農家は生糸が売れなくなり全滅する、その上で国際相場の中国生糸などを使って生産を再開したらどうか。さらには、生産ストップ中の休業補償については通産省でめんどう見てもよい、こういうように言ったと言われておりますが、その点はどうですか。
それからさらに中国生糸が一万九千俵強でございます。さらに四十五の暦年になりますと、韓国生糸が三万二千俵弱、正確には三万一千九百八十俵でございますが、約三万二千俵弱で、それから中国生糸が二万二千五百俵というふうになりまして、そのほかのものは十数カ国から入っておりますが、たいした数字じゃございません。
○小柳勇君 それから、この特恵関税のために差別が発生してまいるのでありますが、中国生糸の関税と韓国の生糸の関税が変わってまいるということでありますが、その特恵の影響、あとで時間があればまた質問いたしますけれども、いまの中国貿易に関して、この特恵の影響についていかがお考えでございますか。
○小柳勇君 それでは、この差をつけたのは何ですか、ケネディ・ラウンドでは、中国生糸の関税は対象から除かれておる。それであと、韓国の生糸はどうしてそんな安いのですか、税率。
聞くところによりますと、この二月に中国生糸は五%価格を引き下げたということであります。五%価格を引き下げたということは、言うなれば関税の面でいいますと一〇%の関税になったと同じような効果が生じておるわけでありますね。そうすれば、もう二・五%引き下げてくれば実質的にいま韓国にとっておるものと同じ条件にくる。そしてそれはしかし防ぎようがないんだ、こうなるわけです。
○荒勝政府委員 データで申し上げますが、たとえば中国生糸のCIF価格で申し上げますと、四十五年の平均をとりますとキログラム当たり六千二百四十九円、国内の生糸価格が、同じ二十一中の2A格で八千七十五円というのが昨年の相場でございました。ここでCIF価格と国内価格の間にも相当差があった。
それで、本来関税によって国産を保護するという精神から考えますと、当然輸入量の多い南朝鮮の生糸に対して関税を高くして、輸入量の少ない中国生糸に対しては関税を少なくするというのがこの精神の意味だと考えますが、そこまでいかなくても、少なくとも同じ税率にすべきであるとわれわれは考えます。
昨年八千円相場ということで日本内地でまいったのが、さらに五%輸入生糸について下げてきたというようなこともございまして、われわれとして現在非常に神経をとがらしておるわけでございますが、その結果、国内の生糸相場が一月、二月というふうに下がってまいりまして、少し言い過ぎかもわかりませんが、今回七千五百円前後の相場で横ばいを始めたということで、昨年が異常な高値だったかどうかわかりませんが、どうも中国生糸の五
これに対しまして中国生糸はCIFで五千三百九十八円、マージン、諸掛かり等計算いたしまして五千七百四十六円というぐあいに七割から八割、年によって若干の変動はございますけれども、そういった値開きになっておる現状でございます。
関係者が韓国に参りまして、韓国の生糸につきましては生産量も、それからまたその生産コスト等も大体見ておりまして、たとえば四十四年の総生産量は四万二千俵ありまして、そのうち日本へ入りますのは約半分から最近は少しふえまして六割前後になっておりますが、大体全量かりに日本に入りましても、日本がただいま入れております、昨年一年間で六万俵をこえる輸入量でございますが、大体限度がわかっておるということでありますが、中国生糸
日本の生糸は、大体年間最近三十五万俵くらいの前後でこの二、三年来動いておりませんが、中国生糸は、御存じのように世界でわが国に次ぐ第二のいわゆる生糸生産国でございまして、ほんとうの意味での中国生糸の生産量というものは、われわれも十分捕捉しておりませんが、いろいろな文献等から勘案いたしますと、中国の生産量は約十七万前後というように理解している次第でございます。
○中村波男君 次は、輸出上の他国との競合の問題についてお尋ねをしたいと思うのでありますが、さいぜんにも述べましたように、輸出不振の理由として中国生糸が安く、しかも安定した価格で積極的に売り込んでいることを強調されておるのでありますが、言うまでもなく中国は日本に次ぐ生糸の生産量を持っておるのでありまして、生産量も公表をいたしませんから正確につかむことはできませんが、しかしながら、政府の資料を見ますと、
二つ目は、他国産の生糸、特にまあ中国生糸が安く、しかも安定した価格で積極的に売り込んできている。三つ目は、内需が強いため、業界が一般的に積極性を欠いてきた。四つ目は、合繊、化繊等の品質改良と生産の増大と価格が相当安くなった、こういうことから不振になったというような理由をあげておられると思うのであります。
同僚議員が取り上げましたように、たとえばヨーロッパ市場においての中国生糸の消費量がわが国の生糸のそれをしのぎ、さらに品質がすぐれておるという点、ことしに入っては、アメリカの長い好況の中におきながら戦後最低の輸出に転落をしておるという実態、一九五五年以降十一万トン程度にその全体が停滞しておるということ、衣料消費の高級化なり絹織物の需要が非常に強く、原糸は供給不足であって、最近中国生糸が一千俵を輸入しておるという
○林委員 それでは私の質問は終わりますが、ただ一言、先ほどの田邉さんの質問以来中国生糸の輸入の問題がいろいろございまして、何かそれは国賊みたようなきついことばがこの委員会でありましたけれども、しかし、委員の中には必ずしもそういう考えのものばかりいない。
しかし、事は非常に重大でございまして、もし中国生糸が、ここにありますとおり六年間ふえていないという前提に立てばですが、もしそうでないということになれば、これは環境はすっかり変わったと見なければならぬ。これは今後ある程度日本の価格が安定したとしましても、中国生糸はもっと安定していますよ。
また、競争相手の一番大きいのは中国生糸、向こうはきちっとした体制でやっておるわけですから、こちら側としても、もう少し国家的に全体の見地から見た、合理的な機構で対処していく必要があるのではないでしょうか。この点はいかがですか。
ただ輸出面におきまして中国生糸と日本生糸との関係を申し上げますと、日本の生糸は先ほど阿左美議員のおっしゃいました年々減っておるという点、この点は実は違うのでして、年々ふえておりまして、昨年は八万六千俵ふえております。戦後の最高であります。