1972-06-12 第68回国会 参議院 大蔵委員会 第33号
また、それからのいろいろな国連機関においても、わが国のとった態度は、ほとんどの国が中国復帰または台湾追放に賛成しているのに、わが国は、反対こそしませんけれども、ほとんどまあ棄権という態度をとってきたわけでございます。しかも、このアジア開銀は、わが国が大きく発言できる唯一の国際会議であるともいわれておりますけれども、そういった機関において非常に消極的な態度を示している。
また、それからのいろいろな国連機関においても、わが国のとった態度は、ほとんどの国が中国復帰または台湾追放に賛成しているのに、わが国は、反対こそしませんけれども、ほとんどまあ棄権という態度をとってきたわけでございます。しかも、このアジア開銀は、わが国が大きく発言できる唯一の国際会議であるともいわれておりますけれども、そういった機関において非常に消極的な態度を示している。
さらに、和田君はあの理事会のときに、質問は、台湾の独立と台湾の中国復帰という問題とどういう関連があるかという質問があって、それに答えた内容が問題になっているようでございますが、台湾独立はむずかしいと思いますと言ったのでありますと、そうして、民族自決は一番いいが、現実としてはむずかしいでしょうと言ったのですと、こういうふうに二つのことばを言っているのです、あなたは。
○岡本委員 これは私はやはり国連の中国復帰、中華人民共和国ですか、大陸の中国の復帰から考えて、やはりどうしてもいまの佐藤さんでは、敵視政策ではないでしょうけれども、なかなか日中国交回復が進まないという面も何とかここでカバーしなければならぬ。
しかも、国連における中国復帰、台湾追放の厳粛なる事実に当面してもなお、従来の態度を変更しようとの姿勢は片りんも見ることができず、全く日本を国際的孤立の状態に追いやろうとしている責任は重大であります。
○木村国務大臣 国連の場におけるこの中国復帰の問題、非常に流動的でございます。したがいまして、中国の問題に非常に重大な関心、また利害関係を持っておる国々は別といたしまして、それほどの関心あるいは利害関係を持たない国の動向がきわめて流動的でございますので、まだ政府におきましてはその成り行きを把握するにまた時間を要すると思います。
これは国連での中国復帰が決議せられたそのあとで考えるということです。しかし、その限定を取り除くべきである。へたにその限定に基づいた外交方針で中国問題を進めておりますと、いま申しますように、日本の国際的立場が非常に不利益になる、不名誉なものになる、そのことを私どもは心から懸念する。
○菊池委員 今度のソ連とユーゴとの共同宣言を見ますと、彼らは台湾の中国復帰を掲げておるのであります。中共の方でも、台湾問題は中国の内政問題だといっておる。