2000-04-11 第147回国会 衆議院 本会議 第23号
先日、曽慶紅氏を団長とする中国共産党代表団と話し合う機会があり、平和解決の立場を貫くことが日本国民の共通の要望であることなど、私たちの考えを率直に話しました。 このときも痛感したことですが、台湾問題では、国際法上の枠組みと、私たち自身の政治的な判断、要請とを明確に区別して対処することが極めて重要であります。
先日、曽慶紅氏を団長とする中国共産党代表団と話し合う機会があり、平和解決の立場を貫くことが日本国民の共通の要望であることなど、私たちの考えを率直に話しました。 このときも痛感したことですが、台湾問題では、国際法上の枠組みと、私たち自身の政治的な判断、要請とを明確に区別して対処することが極めて重要であります。
しかもこのたびの代表団は、中国をはじめそれぞれの国の幾億の人民を代表するものであり、中国共産党代表団団長彭真氏は、中国共産党の政治局員であり、北京市長であります。すなわち、党及び政府の最も重要な指導者の一人であります。また同じく団員陳郁氏は、広東省の省長であります。いずれも政府の要人であり高官であることは、御存じのとおりであります。
佐藤政府が中国共産党代表団の入国を拒否したことについて中国人民は限りない憤激を感じている、また中国政府は日本政府のこの行動はただ査証を発行しないという問題ではないと考える、これは佐藤内閣が中国政府と人民に対していかなる態度をとっているかの問題である、彭真氏を団長とする代表団の訪日は日中友好を強化する重大な段取りであり、日中両国人民はこれを歓迎している、したがって佐藤内閣のこの不法な処置は日中関係の発展