1975-06-05 第75回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号
二つは、流出重油中和処理剤と今回の赤潮との関連を明らかにするため陸上実験をする。三つ目が、約一カ月問、播磨灘でのハマチ稚魚養殖を一時中止するというふうなことが決められたというふうに聞いておるのでありますが、これは間違いありませんか。
二つは、流出重油中和処理剤と今回の赤潮との関連を明らかにするため陸上実験をする。三つ目が、約一カ月問、播磨灘でのハマチ稚魚養殖を一時中止するというふうなことが決められたというふうに聞いておるのでありますが、これは間違いありませんか。
この中和処理剤の問題につきましては、やはり低毒性といっても無害ではないということでありますし、使用の量、それから使用する環境、ことに瀬戸内海みたいな停滞性の水の交換の悪い海域におきまして、しかも今度の場合、大量に使わざるを得ない場合にはよほどの注意が、慎重さが必要であろうと、かように思っております。
したがってソーダは、排煙脱硫用吸収剤、中和処理剤として公害防止に用いられ、また副産物である塩素は、水道殺菌に用いられており、ソーダ工業における減産は国民生活に大きい影響を与える。以上のようなことから、立法措置によって水銀によるソーダを禁止することは適当でないものと考えるのだ、こういうふうに設論しているのです。これは五十年九月には五〇%程度、それをいま長官の一言で三分の二まで上がったのです。
また当面の問題といたしましては、現在問題になっております石油精製、石油化学等の廃酸、廃アルカリがございますが、これを中和処理剤で海洋投棄をしないように行政指導をしておるわけでございます。
これに対しましては、現在は吸着剤というのを使用いたしまして、油の中和処理剤は八日以降ずっと使用をやめておりますが、現在もっぱら吸着剤によってこの少量流れておるものに対処しておるということでございます。問題は船尾、船首になお残っております大量の油の措置になるわけでございます。私どもがいま一番力を入れておりますのも、早急にそれを抜き取るということでございます。
○小柳勇君 この中和処理剤が、いまの報告では大体百七十トンくらいですけれども、流れた油は四千トンで、われわれはしろうとですけれども、計算からいきまして、いま足らないことはないというお話でしたが、新聞報道なり、現地の報告によりますと、中和剤についても足らない。それから、もちろん波も高いけれども、むしろで油を吸うというようなことでどうするかというような批判がある。