1958-09-02 第29回国会 衆議院 決算委員会 第8号
○鈴木(正)委員 決算委員会から見た防衛庁の国費の使い方には、過去において中古エンジン事件とか、ぼろぐつ事件というような幾多の不明朗な問題がありました。
○鈴木(正)委員 決算委員会から見た防衛庁の国費の使い方には、過去において中古エンジン事件とか、ぼろぐつ事件というような幾多の不明朗な問題がありました。
これは例の決算委員会のボロ靴事件あるいは中古エンジン事件あるいは佐久間ダムの事件について証言をした役人を左遷しておる。かように、国会活動について行政府が中心となって何らかこれを妨害することをやっておる。牧野法務大臣は国会を尊重するようなことを言うておるが、詭弁もはなはだしい。国会のせっかくの調査を台なしにしてしまいました。あなたが女子大学に行ったら、神様になるでしょう。
まことにこれですら不徹底だというそしりを免れないかと思いまするけれども、かかる意味合いにおきまして、国家のために国会のために、また国の財政の振粛のために、この中古エンジン事件の一つの解決のあり方といたしまして、いろいろな立場を捨てて、どうぞ公正な立場に立って満場の諸君が御同意賜わらんことをひたすらにお願いを申し上げたいのであります。 以上をもって私の提案の趣旨説明を終りたいと思います。
わが党は、党内に綱紀粛正委員会を作って、その内容を糾明中でありまするが、現内閣下における疑獄、汚職事件は、保全経済会事件、バナナ、レモン輸入にからむ事件、競走馬輸入事件、北洋漁業出漁許可にからむ事件、朝鮮ノリ密輸入事件、印刷局、財務局国有財産払い下げ事件、佐久間ダム事件、防衛庁中古エンジン事件等々、あげ来たれば枚挙にいとまがありません。
しかも、この中古エンジン事件なるものに登場して参りまする人物は、それは政界の大物もあるのですよ。(「でたらめ言うな」と呼び、その他発言する者多し)よろしい。申し上げますから、ゆっくり聞いて下さい。大物があるんですよ。そして防衛庁、通産省、無数のブローカー……。(発言する者多し)申し上げますから、ゆっくり聞いて下さい。
これは場合によったら防衛庁の中古エンジン事件以上のもったいない物資の取扱いのやり方だと思うのです。もしもそれならばただでも建設業者に渡して、それでもって日本の災害の復興の促進をはかるというような施策を講ずべきであるのに、あなたの方のお考えは、まるで日本の商工業方面だけから考えた施策だけをとっておられるというようにしか思えないのであります。