1959-03-04 第31回国会 参議院 予算委員会 第4号
むろん、中共と日本との貿易再開に当りましては、中共の国際的な情勢の中における立場もございましょうし、また、日本に対するいろいろか中共自身の考え方にもあることと思います。がしかし、われわれとしましては、こうして若干ずつでも人的交流もできましてきたわけでございますから、こうした機会に、今後とも貿易再開の道を、機会があればつかんで参りたい、こういうふうに存じております、
むろん、中共と日本との貿易再開に当りましては、中共の国際的な情勢の中における立場もございましょうし、また、日本に対するいろいろか中共自身の考え方にもあることと思います。がしかし、われわれとしましては、こうして若干ずつでも人的交流もできましてきたわけでございますから、こうした機会に、今後とも貿易再開の道を、機会があればつかんで参りたい、こういうふうに存じております、
全体としては政府はこれに対して支持と協力を与えるという約束でありますが、たまたま派生的な問題として国旗の問題が問題になって、そういうことが誤解に誤解を生んだんでしょうし、あるいはまた中共自身の対日外交政策というものに一つの違いがあったのかもしれませんが、とにかく両方が国交を回復していないにかかわらず、貿易や文化の交流をしようという困難な情勢を、あまり両方がやはり感情的にならないで、理解し合わなければ
ただしかし私が言うのはやはり長い目で見れば中共よりも品質や価格の点において、日本が競争力を持たなければ、東南アジアの市場を維持しようとしたって維持できるわけがない、それには今言ったように、中共自身一つや二つの種類でそういうものはあり得ても、全体としてはやはり中共の方が、日本の商品よりいいとはいえぬのだから、もしおくれておるものだったら中共を追い越すべきだ。
中共との問題は中共自身がああいう共産主義の政治体制ですから、コストがあるのかないのかわからない。そういう点で、確かに一時的にはそういうこともあり得ましょう。
再びああいう事件のないようにできるだけの注意を払うということは、国際的な道義の上から言っても当然のことでありまして、こういうことを日本政府が言っておりますが、なかなか中共政府自体がこの問題をそう政治問題と経済問題とを切り離して考えるという日本政府のような割り切った考え方になっていないという点で、なかなか日本もやりたいということを考えておるし、中共自身にも日中貿易ということからくるいろいろな利益もあるのでありましょうが
○国務大臣(三木武夫君) それは中共自身にもこの日本の国民の真意というものを理解してもらわなければ困る。やはり中共側に立っていかにも岸内閣が悪いというふうに一方的に言われることはどうも納得できない。われわれが持っておることは真意ですよ。イデオロギーが違っても、イデオロギーが違ったからといってつき合いをしないというようなことでは世界は狭くなっていく。
従って中共自身が貿易再開のなかなかそういう冷静な状態になっていないことは、非常に両国のために遺憾に思うわけであります。しかし、現在の段階において直ちに中共を承認することはできるものではないのであります。現在の情勢を相互に理解し合って貿易をやるという冷静な立場に返るよりほかにはないのであります。これは中共自身としても、今のような立場に対しては検討を加える日もあろうと思います。
勢い三十一億五千万ドルも怪しくなって参りまするので、この辺で私どもが考えてみなければならないことは、日本の経済計画では、ただ単に三十一億五千万ドルというのは、計画上の数字のようでありまするが、私の知る範囲では、中共では五カ年計画の中に対日貿易を折り込んで、その数字をはじき出しているということですから、日本との貿易中絶の影響するところは、中共自身にとってもかなり深刻だと私は思う。
問題はむずかしいけれども、やはり中共にもある、中共自身としての何らかの考えがあるでしょうが、しかし、今度のような問題を起したことは、私は何と言っても先日来の談話なんかの非常な拙劣さから来ておると思いますので、それはそれで、何か別に他意はないような意味のことをもう一度何かおっしゃるお考えはありませんか。
日本がハンデキャップをもってやりましても、とうてい太刀打ちができないのでありまするから、できるだけ外国と同様な態度でいきたい、極力また貿易、純粋な経済的な貿易に関しましては努力していきたい、かように考えておりますが、ただ、ただいまお話しの通りに、中共におきましても、中共自身が外貨が不足しておるというような事情もあります。
他方、日本の船が毎月相当数中共の各港へ今日行っているという現状にかんがみて、できればこの香港経由で送っているものを、直接日本船によって中共自身に送る、こういう方法がとり得るならば、これは郵便物の速達から見ましても、あるいは取扱い範囲の広がりさという点から見在しても、好ましいではないかというふうなことを考えまして、中共方面に対するわれわれの方としてのそうした希望というものも、ある方法で伝えたわけであります
しかし中共自身があれだけの力を持ち、あれだけの現実を作り上げておるのでありますから、いつまでも私は今のままにしておくということはできないと思います。しかしそれを主張し、それを実現するのには、今申し上げたような国際的世論というものを把握することが必要である、こういうふうに思っております。
それからまた御承知の通りに中共自身も、問題になっておる中ソ同盟条約をこしらえて日本が敵だということをはっきり言った時代もございます。しかしそれは過去の時代であって、今日においては中共自身も日本に対する態度を非常に緩和して、漸次東ア方面において平和の空気が醸成されつつある。これを私は助成していくべきだと考えるのであります。
しかもその価格は非常に高い、それで中共自身も西欧の方へ売っておる値段と日本へ売る値段と、今の相場によりますと非常な違いがある。
しかしこの一般の中小企業者の製品のごときは、ココムの禁輸品にかからないものも相当ございますが、これはまた中共自身の都合、あるいは向うから日本が輸入するものの都合というようなことで、ココムの禁輸以上に実は中共との貿易は今非常に行き悩んでおります。
そういうことは言うべきことではないのでありますが、今の中共が中ソ友好条約において侵略の意図があると考えておるかということにつきましては、これは今お読み上げになつた条約の条文によりましても、防衛的な条約であつて、中共自身が日本に対して侵略の意図があるということを断定する資料はありません。
それから又中の中共自身での鉱工業の生産が非常に伸びて来ております。例えば銑鉄でございますが、大体一九四九年では一〇という指数……過去のピークを一〇〇にいたしまして、それの中の一一くらいの程度でございましたが、一九五三年の計画としては一二〇くらいになつているようであります。それから鋼塊がやはりピーク時に比べてやはり二倍にしよう。
この事態を中共自身が是正してくれない限りは、幾ら中共と経済関係或いはその他に入ろうとしてもできないことであり、これは中華民国との間の条約ができたから特に悪化されたとは考えられないのであります。これは中共政府の政策もあるでありましよう。ありましようからして、中華民国政府と条約ができたからと言つて、中共との関係がそのために悪化したとは考えられません。
めるといたしますならば、地理的に申しましても、また従来の施設がほとんど日本から輸出されておつたものであつた点などからいたしましても、先を考えますと、漸次この貿易は有望なものになつて来ると思いますが、これはあくまでも理論的に申してそうなのでありまして、現実の情勢から申しますと、仲内さんの御言及もありましたように、中共をめぐる国際、情勢が実に機微な状況になつておりまして、これに影響されるところもすこぶる多く、また中共自身
この中共系の戰略は、結局中共自身の基地を北部ルソンに設置することにあるようであります。それで北部ルソン各地には中國民の密入國の基地が設けられておりまして、共産党の細胞として活動しておるという趣であります。