1957-11-12 第27回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号
一方中共紅十字社においても、戦犯引取船の際、同時帰国を強調している。ついては、これら里帰り婦人たちを早期送還できるよう、帰国船を派遣されたいというので、あります。 右請願につきまして政府の意見を伺います。 暫時休憩いたします。 午後一時四十九分休憩 ――――◇――――― 午後一時五十三分開議
一方中共紅十字社においても、戦犯引取船の際、同時帰国を強調している。ついては、これら里帰り婦人たちを早期送還できるよう、帰国船を派遣されたいというので、あります。 右請願につきまして政府の意見を伺います。 暫時休憩いたします。 午後一時四十九分休憩 ――――◇――――― 午後一時五十三分開議
これらの人々の帰国につきましては、日赤代表の話によりますと、高本日赤代表が蓼承志中共紅十字会顧問と会談した際、蓼氏は、日本人が中国にまだ五、六千人も残っているから、集団帰国は今後もある、紅十字会が集団帰国は一応終ったと言ったのは、秋までの分が終ったという意味であると語ったとのことでありますが、現在中国に残留している日本人は、中国人と結婚している婦人が多いので、今後の帰国は、里帰り組が多くなってくるものと
いろいろ内面的な理由があるかもしれませんが、表面上、中共紅十字がそのようなことを申しておったということを申し上げます。
先ほど他の委員からも非常に御質問があつたのですが、厚生大臣は李徳全の名前をあげておりましたかどういうのの声明の中で、中共紅十字会とか、こではつきりと感謝をしております。ソ連、中共地域からの引揚げがソ連赤十字社と中国紅十字会の援助によつて再開され云々ということは喜びにたえない——。これはまつたく岡崎さんの言つておることと違うのです。大臣、ここはしつかりしてください。
日赤としては、これによつて相当の効果があるというふうに期待して、又その趣旨で誠意を尽くして、中共紅十字の代表を接待されるものと考えております。又日本側が誠意があることによつて、日本側が誠意を尽くしても、中国の国柄からなかなかむずかしいのじやないかというようなことを申しましたのは、誠意を尽くす相手が中国政府ではないのでありまして、これは中国の紅十字であるのであります。
そうすると、われわれこの委員会の委員は、中共紅十字代表の招請その他の問題で集まつたのに、簡単にさつさと質疑打切りで帰られたのでは、本日委員会開催の意義はあいまいのうちに終るので、ここで重大問題についてこの委員会が真面目を発揮する形で外務省に対する質疑打切になることを要望するわけです。そこで、昨年十二月二十五日、赤十字代表があちらに打つた電報には、一月中旬以降と、ちやんと期日が具体的に書いてある。
そこで、中共紅十字の代表をわれわれが呼ぶ場合に、これは今から先——日本と中共は現在は条約上何もありません。敵対関係にあるのでありますが、これは、国の関係、文化的な関係、あるいは民族的な関係で、事のいかんを問わず接触しながら東亜の安全というものをはかつて行かなければならぬ立場にある。
○千田正君 外務省にお伺いしたいのでありますが、この中共の問題は先般来留守家族及び各厚生委員その他からの要請があつたように、日赤が、この中共からの引揚の代表として行つた際に中共紅十字会の代表であるところの李徳全女史を招待するから、こういう約束をして来たのであるが、それがなかなか外務当局の肯定するところとならないために、荏苒として中共との間の問題が解決できない。
第四に、中共における邦人引揚に連関して、中共紅十字会会長李徳全女史の招待に対する政府の態度は極めて不可解であると存じます。正式に国交回復せざるこの国との交渉において中共紅十字会の果した役割は実に大なるものであつたと私は信じます。
最近、これは余談のことですけれども、中共に行かれた同僚議員団がこのことに関して何ら折角の御旅行にまとまつたお話も土産話もなかつたことは非常に遺憾とすることなんですが、先ほど副社長のお話の中に、向うの中共紅十字社の社長李徳全女史等とこの残留邦人の引揚について話合つたらどうかというお気持が見えたようですが、今あなたのほうの大阪支部の高田さんから天津の紅十字社等を通じて若干のそういう話合いがあつたが、或いは
「日本赤十字社より外務省に申出てある中共紅十字会会長等を日本赤十字社の賓客として招待するの件一日も早く実現されんことを要望す。」
ただ最近中共側の責任機関たる中共紅十字会の会長の李徳全女史が邦人の引揚は第七次を以て打ち切つて、爾後は個々に帰国を希望する人に対して援助を惜しまないという趣旨の話を、北京におられました中共貿易促進議員連盟の方々に対して話をされたということが外電で伝わつております。
しかるに、突然こういう李徳全会長の、その筋道ではない通商議員団に対する言明があつたわけでございますので、私どもといたしましては、当然九月三十日の、三団体から中共紅十字会にあてた電報に対する返事がなければならないと思つておりますが、いまだにその返事がないわけであります。当然それによつてはつきりされるのではないかというふうに考えております。
また二団体の方方が相当な程度まで指導力をお持ちになつておるようでありますから、これら二団体の方々の代表者をさらにここにお呼び願う、日赤の代表者もお呼びになる、いわゆる中共紅十字会と交渉せられた三団体の代表者をこの委員会にお呼びを願いまして、最近における考え方、情勢について、さらにお聞きをしたらよいのじやないか、また、船内でラジオをとられたり、拡声機をこわされたり、あるいは船における日の丸の旗を強制的
その次の問題は、日本側からは、赤十字と、あとの二団体と、三団体においで願つたのでありますが、中共側の代表団の構成はどういう団体でございましたか、中共紅十字以外にもまだ何らかの形で代表が出ていたかどうか、その構成について承りたいと思います。