1951-05-16 第10回国会 衆議院 行政監察特別委員会 第6号
その正午ごろ、私の管内の根室町字岬町の中元助之という朝鮮人、ここのところから防寒外套ほか数点、時価約二十万円のものを窃取いたしまして逃走したという届出がありました。
その正午ごろ、私の管内の根室町字岬町の中元助之という朝鮮人、ここのところから防寒外套ほか数点、時価約二十万円のものを窃取いたしまして逃走したという届出がありました。
○細川証人 窃盗事件によりまして、十二月の十三日に中元助之の不在のすきをねらいまして、防寒外套その他数点約二十万円を竊取いたしました。そして三十一日に根室に身柄を青森から持つて参りまして、一月十八日第一回公判、一月二十八日第二回公判、二十九日に判決の申渡しがありまして、これは二月の十三日に確定するのですが、控訴いたしまして、二月八日に保釈確定になつております。
徐祐相が雇われておりました、先ほど申し上げました古物商の中元助之という朝鮮人が、徐祐相が十二月十三日の逃走をする前日に、ブローニングのような拳銃を持つておつたと申しておりました。ブローニングというのはどんな形だつたかというと、平ベつたい警察の拳銃より少し大きいのだというので、これも両方対決までさせたのですが、しかし本人は、持つていなかつた、そんなものは見間違いだというのです。
○柏村証人 この徐祐相事件と申しますのは、紀栄丸事件に関連いたしまして、羅臼、根室町の旅館その他付近を捜査いたしておりましたときに、先に申し上げました今川と何らか関係があるというふうに考えられまする朝鮮人で、自称徐洪一という者が、根室町の岬町五の十九朝鮮人中元助之という者のところに、昨年の十一月七日から約二週間宿泊しておる。