1959-01-31 第31回国会 衆議院 商工委員会 第8号
そこで中共貿易の回復のためには、政治問題を別においてやってもらうべきものである、これは両国国民のためにいいことで、悪くないことだ、やがては国交回復する一つの大きなくさびになる、こう私は考えておるわけであります。中共貿易を政治問題と一緒に解決しなければならぬということになれば、これは私どもの手を離れておりまして、外務大臣なり総理大臣がお答えになる点だと思います。
そこで中共貿易の回復のためには、政治問題を別においてやってもらうべきものである、これは両国国民のためにいいことで、悪くないことだ、やがては国交回復する一つの大きなくさびになる、こう私は考えておるわけであります。中共貿易を政治問題と一緒に解決しなければならぬということになれば、これは私どもの手を離れておりまして、外務大臣なり総理大臣がお答えになる点だと思います。
その結果が昨年は安保委員会を作って現行安保条約の運営に関する問題について話し合いをし、また同時に安保委員会において両国国民の願望に沿うように安保条約を検討してみようということで、その結果として安保委員会ができたわけであります。
かくして営々十年にわたる辛苦のうちに民間の努力によって築き上げられました日中間の経済交流は、全面的に停止するに至り、加えて文化の交流と両国国民の往来も停滞するという憂うべき事態を招くに至ったのであります。このことは単に経済問題のみにとどまらず、日中両国人民の友好と、さらにはアジアの平和にとってきわめて憂慮すべき結果を招来しつつあるのであります。
途中においてのいろいろな両国国民を刺戟するような言動はお互いにできるだけ避けて、そうして大局的な結論を導き出すように今後とも努力しようという話を非公式に私は向う側から受けておるし、私の気持も伝えたい、こういうのが矢次君を韓国に私が派遣したゆえんであります。
両国国民の願望ということが表現として現われておる。従ってアメリカの国民の願望が日本国民の願望と必ずしも一致するという何らの保障もないわけですから、そういうあいまいな言葉でごまかそうとしてもだめだということです、これも確認された。とにかく非常に重大な問題です。
そうして最終的には第三項にありますように、両国国民の願望に従って安保条約の運用をしていくというのが本来の使命だと思います。従いまして、安保委員会におきましては、いろいろな点について話し合いをする議題が非常に制限されているという問題でもないわけであります。いろいろな問題を話し合おうということになっております。
その条約案その他を先般来当委員会において審議した結果、これは両国間の戦争状態を終結するものであり、国際連合憲章の原則に適合して、両国国民共通の福祉の増進と国際平和及び安全維持のために、友好的な連携のもとに協力することを希望しておるものであります。
今後いろいろ通商が活発になるということになれば、当然通商を促進するためにも、またその結果としても両国国民の行き来というものもひんぱんにならざるを得ないと思うのですが、かねてからの問題である交通公社、インツリーストの出張所あるいは営業所を相互に設けて、旅行のあっせんをやるというふうなことを具体的に考えられるお気持は外務省にありませんか。
また経済外交をやって参りますことも、日本の現在の外交の当然進むべき道であり、また文化面の外交を進めて、両国国民がそれぞれ相互に理解し合っていくということは当然のことであると思います。
○藤山国務大臣 交換公文が全部をカバーしておるとは申し上げないのでありまして、今後日米委員会においていろいろな点からいろいろな角度で話し合いをしながら、両国国民の願望に沿うように安全保障条約を検討していくという過程にあるのでありまして、今お話のように、二回ほど開いてすぐ結論に達し得るというふうには私ども考えておらぬわけです。
○藤山国務大臣 先ほどからたびたび申し上げておりますように、両国国民の願望に沿って安全保障条約を改訂する問題について検討もし、それをあれしていくという点については私は決して捨てておるわけじゃないのです。ただ私の話し方が卓をたたいてお話しするような感じでないから非常に弱くお感じになるかもしれませんけれども、私自身としてはそんなに捨てたというような観念をもって申し上げておるつもはないのであります。
それから第二は日米安全保障条約と国連の関係について、この条約が締結された当時は御承知の通り国連に加入いたしておりませんでしたから、その国連の憲章の原則に従わしめるようにこの安保条約の実行をしていく、それからさらにこの問題が十分にその本来の目的の日本の安全保障というものを達するためには、国民的支持が必要なわけでありますから、両国国民の国民感情等も十分に取り入れて、これらの案件、安全保障条約から生ずるいろいろの
かつまた、今の労働者の問題が、軍務中という解釈が、果して勤務時間中という解釈であるのか、あるいは特別ないわゆる軍務という重要な仕事に従事しておる期間をさすのか、そういう点について、私はまだはっきりわかりませんので、私の意見を申し上げるわけには参りませんけれども、さっき申しますように、いずれにせよ両国国民の間にそういうことが起きるということは、好もしいこととは考えておりません。
(拍手) 本条約は、その有効期間は一応十箇年と決定されておるのでありますが、実は、将来永久的に両国国民のために緊密なる友好関係を持続すべきことをその精神としているのでありまして、かくのごとき公明なる精神に基く本条約の締結は、かねてわれわれの要望するところであり、欣快とするところであります。
次に第五の案件は、日本国とフランスとの間の文化協定に関するものでありまして、その目的とするところは、両国間の文化交流を通じ、両国国民の相互理解と親善に資せんとするものであります。 第六の条約案件は、世界気衆機関の設立、組織等について定めたものでありまして、気衆観測は、各国の気衆機関が協力して観測網を完成し、同一の基準によつて観測を行い、その結果を交換することが必要であります。
このときに当りまして、日華條約を安結いたしましたことは、両国国民間の喜ぶべきことであるのみならず、我が国にとりましても極めて有利なことだと考えられます。
○石原(幹)政府委員 今回の日印條約の前文にも、はつきりと「国際連合憲章に基いて、両国国民の共通の福祉の増進並びに国際の平和及び安全の維持のため友好的な連携の下に協力することを」云々とあるのでありまして、日華條約の方におきましても、「国際連合憲章第二條の原則を指針とするものとする。というような、大体同様の建前になつていると私は思います。
特にその中で最も必要なことは、何と申しましても、その底に流れるところの両国国民の精神的な結合だと思います。もちろん経済的にも政治的にも提携しなければならぬのでありますが、そのもとをなすところの両国民のほんとうの心からの理解、尊敬と申しますか、提携が基礎になつて、初めて両国の共同防衛ができると私は思うのであります。