1972-06-08 第68回国会 衆議院 地方行政委員会 第33号
これはさっき言った共産同赤軍派の機関誌の特別号ですが「我々は、多くの同志を、アジアへ、米国へ、ヨーロッパへ、中近東へ、中南米へ送り出し、過渡期世界論・前段階蜂起←→世界革命戦争の下に、世界党——世界赤軍を、言葉ではなく、現実的に物質化させていくであろう」という記事が載っているのは知っておりますか。
これはさっき言った共産同赤軍派の機関誌の特別号ですが「我々は、多くの同志を、アジアへ、米国へ、ヨーロッパへ、中近東へ、中南米へ送り出し、過渡期世界論・前段階蜂起←→世界革命戦争の下に、世界党——世界赤軍を、言葉ではなく、現実的に物質化させていくであろう」という記事が載っているのは知っておりますか。
そして彼らのその宣言の中には、「我々は多くの同志を、アジアヘ、米国へ、ヨーロッパヘ、中近東へ、中南米へと送り出し……世界革命戦争の下に……世界赤軍を」云々と、現実に「言葉ではなく、現実的に物質化させていくであろう。」と、こう書いておる。口先でなく実行で示していくんだ、こういう意味のことを言っております。
そこで、その赤軍派とかあるいは日共革命左派というのは一体どういう経緯ででき上がったのかと申しますと、赤軍派のほうは四十四年の九月に、例のハイジャック事件の首謀者でございます、現在は入獄中でございますが塩見孝也、これが中心になりまして、当時の共産同の戦旗派というグループ、セクトから分離をいたしましてつくり上げたものでございまして、その主張するところは、世界革命戦争に向けて世界的なゲリラを展開するのだ、
それからその主張といたしましては、武装蜂起ということから、国際性を持った世界革命戦争あるいは世界同時革命、世界党あるいは世界赤軍、世界革命戦線を創出するというスローガンを掲げ、主張をいたしておるわけであります。