1949-05-11 第5回国会 衆議院 労働委員会 第17号
これはただひとり日本がよくなるというばかりではなくして、あり余つておるところの日本の労働力を、世界経済の興隆に協力せしめるという観点に立つても、絶対に必要なことであると思います。世界各國の中には人口が稀薄で、もつと労働力がほしいという國がたくさんございます。私はそうした所に日本人がどんどん出かせぎして働けるような道が開かれることを、一日千秋の思いで、おそらく全國民が要望しておると考えます。
これはただひとり日本がよくなるというばかりではなくして、あり余つておるところの日本の労働力を、世界経済の興隆に協力せしめるという観点に立つても、絶対に必要なことであると思います。世界各國の中には人口が稀薄で、もつと労働力がほしいという國がたくさんございます。私はそうした所に日本人がどんどん出かせぎして働けるような道が開かれることを、一日千秋の思いで、おそらく全國民が要望しておると考えます。
労働省ももちろん、事業によりましては農林省も、産業省全部に対してその覚悟で進み得られるように持つて行つていただくような組織をつくつていただく、問題は國民各自の決心、覚悟ではありますけれども、今言つたようなことの側面援助が願えれば非常に好ましいことであり、通産省といわず、日本全体が世界経済へカムバツクをして発展するということの目的が完全に達成されるのではなかろうか、そういう方面に向けての行政は、整理でなく
民主自由党の人たちは、よく統制経済の撤廃とかいろいろのことをおつしやるのでありますが、今度の予算の成立の経過を見ても、それから各種政策の公約がほとんど実行できなかつた点を見ても、よくわかるように、日本の経済は決してそうなまやさしいものではなくて、世界経済の一環としても立つておりますし、それから日本経済の現在の実情は、單なる統制の撤廃だとか、そういう簡單なことでは済まされるものではないので、私はもつと
○波多野鼎君 そうしますと、この三百六十円レート維持について余り樂観できないようなことに我々は考えざるを得ないので、すでに世間でも、外國の輿論などを見ておりましても、この三百六十円というのは、まあとにかく様子を見よう、この辺にして、先ず目標を決めて様子を見て、そうして世界経済、或いは日本経済の動き方によつて又変えようというようなふうの意味のものだという観測もあるわけです。
この三百六十円レートの設定ということは、勿論試みにやつて見る、そうして日本並びに世界経済の情勢を観測した後で、最終的なレートを決めるという意味ではなくて、これがまあ最終的なものだという意味で決定されたものだと思うが、その点は如何ですか。
從いましておのずから大企業の下請或いは從属的な企業としての中小企業及び大企業と併存して大企業に競合するような企業及び日本の民族的な産業として古來の技術を活かした独自のもの、こういうものの存在の形は、九原則を行う、又日本がもつと世界経済に繋がろうとするその形においては余り変らないであろう、ただ労働力の非常に過剰のために、生の労働力というものを直接に採入れ得ないために零細企業化する部面というものが尚廣いのではないかと
そこでこの血路を通じまして、日本経済が敗戦後占領國とはいいながら、どういう方向に向つて向けられて行くのであるか、言いかえますと、この財政計画、つまり日本経済の世界経済に対します一連の指標は、どういうふうに一体向けられなければならぬかということを、池田大藏大臣はお考えになつておるかどうか、この点を大きな構想におきまして、別な観点から十分の御説明をいただいて、將來の参考にいたしたいと思います。
今回の予算によりまして一應安定を期しまして、そうして徐々に世界経済に向つて乗り出して行きたいと考えております。この間におきましては、まず非常に乱れております物價につきまして、相当の是正を加えなければなりますまい。しかもその方法は國際経済との橋渡しということを考えて行きたいと思つております。
而もその温室の空氣たるや、今までの財政インフレによりまして、ますます世界経済とかけ雜れつつあるのでございます。而も陽の廻りが所々に違つておりまして、物價はお話の通りに出たらめとは申しませんが、非常な不均衡な状態です。これを何とか直して行く、このためには先ず第一に財政インフレを止めなければいかんということで、財政インフレを止めました。
経済九原則の実施によりまして、近く單一爲替レートの設定があり、國内物價の國際物價への鞘寄せが行われることになりまして、我が國経済もいよいよ世界経済の一環として運営せらるることになりましたが、この際我が國貿易の根本方針について、即ちあり方について稻垣商工大臣の所信を伺つて置くことは、極めて緊要と存ずるのであります。
政府におきましては、以上のごとき輸出最重点方針を採用し、これがためにはあらゆる努力を傾注いたす所存でありますが、單一爲替レートの設定に際しまして、輸出補助金の交付による輸出助成措置は、國際的にも許容せられないところであり、從つて日本経済が激烈なる世界経済の競爭場裡に伍して、その地歩を確保するためには、峻嚴なる企業合理化の推進、科学技術の振興による技術水準の向上に努めることが絶対の要請となつて参つたわけでありまして
政府におきましては、以上のごとき輸出最重点方針を採用し、これがためには、あらゆる努力を傾注いたす所存ではありまするが、單一レートの設定に際しまして、輸出補助金の交付による輸出助成措置は國際的にも許容せられないところであり、從つて、日本経済が激烈なる世界経済の競爭場裡に伍してその地歩を確保するためには、峻嚴なる企業合理化の推進、科学技術の振興による技術水準の向上に努めることが絶対の要請となつて参つたわけであります
しかるに今日の世界経済新聞にも、大体予備費の残高が出ておるようでありますが、もしもあの残高が間違いないとすれば、これの出場所がないと思うが、こういうものは当然追加予算として、新しくここに編入せらるべきものであると考えるのであります。この点について政府はいかにお考えになるか。
私どもは一刻もすみやかに日本の再建と國際信用を回復いたしまして、世界経済に乘り出すには、どうしてもりつぱな公認会計士が必要であるということは深く認める者であります。しかし、これに対しては幾多の希望條件があります。私どもは政治家として國民の生活を保障し、希望を達成し、しこうして國運の開発に貢献せしむるのが任務であると考えております。
從つて米國が力を入れておりますところの、世界経済における不均衡な個所をなるべく直して、世界経済全体として均衡を得しめて行く、そういういき方から見ますと、アジアに対しましても、ヨーロツパに関する面に比べまして、決してマーシヤル・プラン的なものの必要の度合いが少いわけではなくて、非常に多いというふうに考えますが、今申し上げましたような客観的な情勢から申しまして、ヨーロツパに適用されておりますような、ああいう
(拍手) 世界経済における日本農業の地位を的確に把握して、必要なる自給性を確保し、輸出農作物の選択と奨励に努力し、農村資本の蓄積、農村金融の打通、供出制度の改善、農産物價及び課税に対する根本的是正、農村工業及び畜産の奨励保護、治水、土地改良、植林の促進、農業技術の向上、農村指導者の育成等、こういう諸問題については、適切なる対策を樹立しなければなりません。
御質問の第三点、企業合理化の問題につきましては、まず國際経済との関連を重視し、わが國経済が世界経済の一環として自立し得るように、企業の種別及び経営内容につきまして檢討を加える所存でございます。そのためには、爲替レートの設定をでき得る限り急ぎ、各企業の採算制の合理的なる基準を示したいと存ずるのであります。
世界経済の潮流に乗るということによつて、初めて日本の経済再建なり復興ができるのであつて、私はこのためにも、戰爭時代に採用されたこの統制経済はなるべく少くして必要の範囲にとどめ、自由経済に移行せしめて、世界の経済の一環をなすように持つて行くことが、われわれとして努むべき経済政策であると考えるのであります。(拍手) 〔國務大臣泉山三六君登壇〕
われわれは、インフレの悪循環を断ち切るためには、救援外資によつて消費財の供給増加をはかるとともに、実質賃金を確保することによつて賃金及び物価の悪循環を断ち、経済の段階的安定を待つて、適当の時期には外國からの通貨安定資金の貸與を仰ぎ、しかも為替レートを決定し、同時に國内物価体系を海外物価体系に相照應せしめ、國内の企業が高能率で経営されるように合理化することによりまして、日本経済の実質的世界経済への参加
現に戦争以來、欧米各國においては、この傾向が非常に顕著でありまして、新資本主義または修正資本主義の名のもとに、近代世界経済学界の一転機となりつつあることは、皆さん御承知の通りでありましよう。政府は、この点に対しまして、労働政策上また企業経営上いかなる見解をとつておられますか、この点を伺いたいと思います。
併しながら、我が國経済の復興は今漸くその緒についたばかりでございまして、経済を再建し、国民生活を安定し、進んでは世界経済の平和的発展に寄與することができるようになりまするには、前途尚遼遠でおると申さねばなりません。
しかしながら、わが國経済の復興は、今やようやくその緒についたばかりでありまして、経済を再建し、國民生活を安定し、進んで世界経済の平和的発展に寄與することができるようになりますには、前途なおまことに遼遠であると申さねばなりません。
加うるに、一本爲替レートの設定の時期も次第に迫りつつある今日、企業みずからの自覚と努力とによる生産技術の向上、経理の健全化とともに、労働効率の引上げ等による企業の合理化を急速に促進することこそ、わが國経済が世界経済に参加して確固たる地歩を占むる上に絶対不可欠の要件であるのであります。
○田中説明員 今の御質問に対して、実際私どうなるか見当がつかないのでありますが、ただ興味がありますのは、東ヨーロツパにおきまして、ヴアルガというロシヤ人で、有名な世界経済の研究家がありまするが、新しい型の民主主義という論文を出しておるのであります。
又餓死しつつある者が想像でき得るというような状態になつておるのは、金を中心とする世界経済に敗戰後日本が直ぐ入つておるという実態の把握のできないところの大臣諸公がおるから、こういう状態になつたのでありまして、この産金問題につきましては……(この時、発言する者あり)阿竹先生、靜かに聞いて下さい。