1991-12-19 第122回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
これはかねてから言われてまいりましたような世界小麦市場の分割支配、そういうことの一環なのではないかと判断をされる向きが非常に強いのであります。こうした記事が事実としますと、これは生産農家にしましても消費者にしましても、農業交渉とは一体何なのかという疑問を持って当然のことでありましょう。国民のガット交渉へのイメージも大きく変わるということになってくるのであります。
これはかねてから言われてまいりましたような世界小麦市場の分割支配、そういうことの一環なのではないかと判断をされる向きが非常に強いのであります。こうした記事が事実としますと、これは生産農家にしましても消費者にしましても、農業交渉とは一体何なのかという疑問を持って当然のことでありましょう。国民のガット交渉へのイメージも大きく変わるということになってくるのであります。
○渡部(一)委員 先日、外務省の招きでジョン・H・パロット国際小麦理事会事務局長が十月十四日、霞が関の外務省におきまして「世界小麦情勢」という題で説明された際、本年は四億トンを超える大豊作になるかもしれないという見通しを明らかにされましたが、そのときに、主要小麦輸出国の生産余剰はますます大きくなる反面、発展途上国及び社会主義国の小麦不足は一層深刻になるとの見通しを述べられたようでありますが、そうした
したがって、このケネディラウンドというものが飛躍的に世界の貿易の拡大になるということであれば、原料品の面についても、彼らのほうが何らかのメリットを得たい、あるいはまた、全体として世界貿易が拡大する方向に行きたい、それは片貿易ではいかぬので、原料品の輸出国と製品の輸出国がそれぞれのメリットを受ける、そういう形でありたい、そういう意味で、世界小麦協定として別の協定があった穀物につきましても、カナダとか豪州
だけれども、そういうのはわからん、CPSみたいなもので想像してもらうほかないということでありますから、残念であるが、私としては考えなければならん点で、なかなか了解できないんですが、その次の問題として輸入の問題、これも将来のことだから見通しがなかなか付かないというようなことになるかも知れませんが、成る新聞の報ずるところでは、「今年は戦後最大の世界小麦の不作に見舞われているので多少事情が違つている。
また本協定の加盟国は現在までに四十六箇国に上り、また本協定に基いて取引される小麦量は世界小麦取引量の約七割となつております。 本協定の目的は、公正かつ安定した価格で、小麦輸出国には市場を、また小麦輸入国には供給を確保するにあります。
現在においてすら、すでに世界小麦協定に参加するのみならず、食糧の輸入につきましては全く独立国と変らない民主主義諸国からの協力を得ておる次第でございます。これが完全に独立になりますれば、戰時中におけるがごとき食糧につきましての孤立状況に陷ることは断じてない。而も世界の食糧事情は今後好転して来るというような見通しが、第一の、政府が食糧統制を撤廃するという考えになつた根拠でございます。
○竹村委員 大体政府ではこの前食糧の問題について、世界の小麦協定に入るかどうかということで、入るということに政府は答弁されておつたのでありますが、最近世界小麦協定に入ることを世界のある部分から反対されて、どうも小麦協定に日本は加入できないのではないかというふうに考えられるようになつて来たのでありますが、これに対する政府の詳細な考えを承りたい。
○岩木哲夫君 もう余りこれは議論になりますから避けたいと思いますが、現在の配給方法を考えて米券制度等も考えられるということでありますが、将来外国食糧が安く、且多量に、例えば先般の日英協定を考えましても、世界小麦会議の加入等に鑑みましても、或いはアメリカからの現在の諸般の情勢等から打診しても、相当日本に輸入食糧が増大することは必至であると思われる。
もう一つ、価格の下落を非常に心配しておられるようでありまするけれども、大体現在世界小麦の協定が二千四五百万トンのうち千二百万トンを協定において処理するのでありまするから、大体においての価格が、只今申上げましたように四年後に五十八ドルまで下りましたならば、著しい損害はないのでないか、こういう見通しになつております。以上外務省所管についてお答えいたします。 —————・—————
これは本年の八月以降昭和二十八年七月までの四箇年間に、公平に安定した価格で一定量の小麦を売買することを規定いたしまして、これによつて世界小麦市場における取引量及び数量の安定をはかろうとするものであります。