1989-12-12 第116回国会 参議院 文教委員会 第3号
第一の柱は、世界史重視・専門性重視と高校社会科とのかかわりについてでございます。 改訂学習指導要領においてもこの世界史重視・専門性重視が強調され、それゆえに地理歴史科、公民科という新しい教科が設置されるということでございますが、私はこの世界史重視・専門性重視についてはそれ自身もっともなことだと考えておりますし、そしてまた今後、充実発展させるべき点であると考えています。
第一の柱は、世界史重視・専門性重視と高校社会科とのかかわりについてでございます。 改訂学習指導要領においてもこの世界史重視・専門性重視が強調され、それゆえに地理歴史科、公民科という新しい教科が設置されるということでございますが、私はこの世界史重視・専門性重視についてはそれ自身もっともなことだと考えておりますし、そしてまた今後、充実発展させるべき点であると考えています。
ただし、その際に、世界史を必修にするということと、それを社会科という教育的な系統性の枠の中で考えるかどうかという点については別の問題がございまして、やはりあくまでも世界史重視ということを社会科という教育的な系統性の枠内で考える、そのことを、高校生というやがて社会人になりあるいは大学で専門的な学問をするための重要な段階において組み立てるべきではないだろうか、このように考えております。