1952-11-28 第15回国会 参議院 本会議 第7号
今、政府によつて公然と企らまれているところの兵器生産こそは、このような世界史的背景を持つた世紀の鬼子と言わなければならないのであります。一体、池田通産大臣はこのような生臭い犠牲を伴う出血生産を認めるつもりかどうか。昨日も木村君の質問に対し、外国からの兵器の注文に応ずるのがなぜ悪いと答えているが、これこそは儲かれば何でもやるといつたところの残忍無残な極道資本家の態度であります。
今、政府によつて公然と企らまれているところの兵器生産こそは、このような世界史的背景を持つた世紀の鬼子と言わなければならないのであります。一体、池田通産大臣はこのような生臭い犠牲を伴う出血生産を認めるつもりかどうか。昨日も木村君の質問に対し、外国からの兵器の注文に応ずるのがなぜ悪いと答えているが、これこそは儲かれば何でもやるといつたところの残忍無残な極道資本家の態度であります。
星野君の質問の要旨は、世界史的背景において日本は平和主義に徹して、永世中立を承認せられると思うがどうであるかということであります。平和主義に徹することについては、私は施政の方針その他においてしばしば述べておるところであり、日本国家として、又国民として、飽くまでも平和主義に徹底すべきである、徹底するために各種の方法を盡すということは常に述べておる通りであります。
こういうような世界動向を御覧になつているかどうか、そこにまあ我々は日本が飽くまで永世中立を叫んで行くということの実現性の世界史的背景を見るわけなんですが、これは結論は今日論じても水掛論ですが、そういう世界の動きを見ていられるかどうかということをもう一つ伺いたい。