1956-05-22 第24回国会 参議院 外務委員会 第13号
○政府委員(下田武三君) 非友好国とは、アメリカの国内法で定めておるのでございますが、ソ連その他の地域で世界共産主義運動を統制している外国の政府または機関の支配または統制を受けておる国と、こういうことに相なっております。すなわちソ連及び共産圏諸国ということに相なるわけでございます。
○政府委員(下田武三君) 非友好国とは、アメリカの国内法で定めておるのでございますが、ソ連その他の地域で世界共産主義運動を統制している外国の政府または機関の支配または統制を受けておる国と、こういうことに相なっております。すなわちソ連及び共産圏諸国ということに相なるわけでございます。
○下田政府委員 理論的には、世界共産主義運動を統制している国の支配を受ける国がふえるということはありましょう。しかし理論的には同様にそういう国が減るということも、可能性としては考えなければならぬ。それで要するに米国の国内法の規定といたしましては場、国の名を列挙する列挙主義によらずして、抽象的の規定でカバーしようとしておるわけでございます。
○下田政府委員 理論的に申しましても、世界共産主義運動の中心国といえば、まあソ連にきまっておるわけですが、そのソ連の支配、また統制を受けておる国と、中立主義グループの国々みたいにいずれの国とも平和的に友好的に協力するという主義をとっておる国、これは裁然と区別すべきものだと思います。
○下田政府委員 米国の農産物法によりますと、第百七条で非友好国ということの定義を掲げておるのでございますが、それによりますと、非友好国とは、第一にソビエト社会主義共和国連邦、第二にソビエト以外の国で世界共産主義運動を統制している外国の政府または機関の支配または統制を受けているものと相なっております。
○下田政府委員 これはアメリカの国内法たる農産物貿易の促進及び援助に関する法律の第百七条に掲げておりまして、「ソヴィエト社会主義共和国連邦又はその他の国若しくは地域で世界共産主義運動を統制している外国の政府又は機関の支配又は統制を受けているもの」、すなわちソ連及びソ連圏諸国というようになっております。
こうなって、非友好国というものの規定が、五十四年法の百七条には、「この法律において、「友好国」とは、(1)ソヴィエト社会由義共和国連邦又は(2)その他の国若しくは地域で世界共産主義運動を統制している外国の政府又は機関の支配又は統制を受けているもの以外の国をいう。」
○世耕委員 世界共産主義運動は世界的な革命運動であり、その目的とするところはすなわち不信、欺瞞、あるいは他の団体、あるいは官庁とかその他へ潜入し、あるいは諜報、サボタージユ、テロ行為ということが世界共産主義運動の大体の形式でありますが、さような形式が結局あらゆる形において日本の革命運動を成功に導くということは予想できるのであります。