1962-08-31 第41回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
世界不定期船運賃指数は、七月には七八・四まで下落いたしました。海運界としては、市況の低落による影響を最少限度にとどめるために、船腹の配船、運航、その他あらゆる面におきまして最善の努力を尽くしております。ライナーを除く貨物運賃が全体として一割低下すれば、海運企業は五、六十億の減収となります。二割下がりますと、百億円以上の減収となります。
世界不定期船運賃指数は、七月には七八・四まで下落いたしました。海運界としては、市況の低落による影響を最少限度にとどめるために、船腹の配船、運航、その他あらゆる面におきまして最善の努力を尽くしております。ライナーを除く貨物運賃が全体として一割低下すれば、海運企業は五、六十億の減収となります。二割下がりますと、百億円以上の減収となります。
ただ昨年の十月にやっと世界不定期船運賃指数が八〇・四というふうに八十台に乗せたということから、今のような議論が出て参ったのでございます。この世界不定期船運賃指数と申しますのは、昭和二十七年を一〇〇といたして、それに対する指数でございまするので、八〇・四といっても必ずしもいいわけではありません。
世界不定期船運賃指数というものが定められておりますが、これは昭和二十七年を一〇〇といたしまして、三十年の夏までは一二〇の水準を維持しておりましたが、秋口からさらに上って参りました。一四〇になり、三十一年の夏にかけましてただいま一四〇と一五〇との間を推移してきましたが、九月には一五六という数字を示し達して、三十年のピークの十月の一四八をしのいだ上昇を見せております。
これが世界不定期船運賃指数によりますと、昭和二十七年を一〇〇としまして、二十九年の夏までは引き続き八〇以下という低水準をたどってきたものが、二十九年の九月から上昇をたどりまして、三十年末には一四〇になったという数字が示されております。