1995-02-24 第132回国会 衆議院 本会議 第10号
本補正予算で大量に発行が予定されている赤字国債についてはあくまでも一時的なものにとどめ、来年度本予算の不要不急予算の削減などで対応することこそ、由民の立場に立った震災対策であります。 大体、震災前に編成した来年度予算を、戦後最悪の大惨事が生じても何の変更もせず無修正で成立させることを急ぎ、復興対策は来年度補正予算でという政府・与党の態度は、無定見のきわみと言わざるを得ません。
本補正予算で大量に発行が予定されている赤字国債についてはあくまでも一時的なものにとどめ、来年度本予算の不要不急予算の削減などで対応することこそ、由民の立場に立った震災対策であります。 大体、震災前に編成した来年度予算を、戦後最悪の大惨事が生じても何の変更もせず無修正で成立させることを急ぎ、復興対策は来年度補正予算でという政府・与党の態度は、無定見のきわみと言わざるを得ません。
しかも、バブル時代の好調な税収を背景に歳出予算が膨張傾向を強めているのに、不要不急予算の削減を怠り、場当たり的対応しか見られません。これでは第二段階の財政再建の前途に不安を覚えざるを得ません。
第五に指摘しなければならないのは、大企業に対する特権的減免税や不要不急予算には手をつけず、十五兆二千七百億、依存度にして四〇%という国債大増発を行い、国民に借金を背負わせ、国家財政を破局的段階に至らしめる予算となっていることであります。本年度の利子返済など、元利償還のみでも四兆円、借金に借金を重ねるサラ金財政と言っても過言ではありません。
対米従属、憲法違反の自衛隊の侵略的強化をはかり、新植民地主義的進出を目ざすこれらの経費こそ、不要不急予算の最たるものであり、その大幅な削減を強く要求するものであります。
防衛関係予算は、実に一兆円を突破しており、これは前年度に比べて千五百七十六億円もの増額であり、総需要抑制から聖域として温存されていますが、これこそまさに不要不急予算の最たるものと言わなければなりません。
その補正予算の財源は、先ほどから私が品をすつぱくして申し上げてるように、自然増収と不要不急予算の削減と経費の節減に求めておるので、それは防衛予算をどのくらい削つたかということを聞いてるのじやありません。