1950-07-17 第8回国会 参議院 本会議 第5号 更にその行う財政経済政策が、いわゆる優勝劣敗的な自由経済に基く高度の資本主義構想に片寄り過ぎて、頑固な右翼政党の本領を遺憾なく発揮せらるるところに、一方これらの犠牲によつて生ずる被害者たる多数残余の国民の悲劇が、或いは不景気或いは倒産、失業、生活苦、重税苦となつて追詰められてその破局の果ては不満怨嗟となり、政府に対し或いは社会に対し反磁心となり過激思想となつて、共産主義者に逐になりつつあるこの見えざる 岩木哲夫