1974-09-10 第73回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
で、われわれといたしましては、北方領土は日本の固有の領土であるので、したがって領海侵犯という事実は起こらない、それからしたがいまして、また不法漁労ということも起こっていないはずである、ソ連側が言う二つの理由はわれわれにとっては納得できない、したがって、不法に拿捕された船舶及び人員は即刻返してもらいたいということをそのつど抗議しております。
で、われわれといたしましては、北方領土は日本の固有の領土であるので、したがって領海侵犯という事実は起こらない、それからしたがいまして、また不法漁労ということも起こっていないはずである、ソ連側が言う二つの理由はわれわれにとっては納得できない、したがって、不法に拿捕された船舶及び人員は即刻返してもらいたいということをそのつど抗議しております。
○説明員(大和田渉君) ソ連側は拿捕する理由として申し述べておりますのは、領海侵犯及び不法漁労というのが大部分でございます。
○説明員(大和田渉君) これは先方の言い分を申しますと領海侵犯、あるいは不法漁労というようなことでございますが、わが方としましては、もともと北方領土は日本の領土なので、その周辺においては決して不法漁労ではない、あるいは領海侵犯をやってないという主張を繰り返して申しております。最近の実例では大体返してよこすというのが例でございます、一応先方は取り調べはいたしますけれども。
この抑留されている人たちは、彼らの国内法に基づいて通常領海侵犯あるいは不法漁労というようなかどで刑に服しておられる方がかなり入っております。大体ハバロフスクの収容所に収容されておりまして、在ソ日本大使館から定期的にこの方々に面会をする、健康状態を尋ねる、あるいは留守家族からの慰問品、手紙その他を届けるということはやってきております。 以上でございます。
これは、いわゆる北方水域におきまして、わがほうの漁船がソ連側により年々数多く拿捕される、その理由は領海侵犯とそれから不法漁労の行動でございます。
それによりまして先方はその場合に、これらの船はこれこれの地点で領海侵犯している、あるいは不法漁労している、いろいろな理由をつけましていま審理中であるというようなことになります。その後、経緯がありまして釈放される場合もございますし、今回のように船体とともに全部帰ってくるというような場合もございます。
その後ソ連側は、これらの事件につきまして、それぞれソ連側には責任はない、第一次的に、これらの船は、ソ連の領海を侵犯して不法漁労を行なっているものである、あるいは場合によりましては、国際海上衝突予防規則に違反して危険な操業をしたためにこのような事件が起こったのであるから、ソ連側としても遺憾ではあるけれども、しかしその責任はかかって日本側にあるのだということで、意見は対立したままでございます。
○愛知国務大臣 この安全操業の問題につきましては、いまさら申し上げるまでもございませんが、領海侵犯だとか不法漁労だとかいうような理由で、わがほうの漁民が抑留されている数がいまだに相当な数に達しているという、非常に憂慮すべき状態になっておるわけであります。